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こんにちは。発達障がい支援センター 水野幸子です。
今回のお話しも、ハッピーホルモンについてです。
前の2回の、ハグ編とボディータッチ編は相手が必要でした。
今回は、1人でもハッピーホルモンが出やすくなる方法をお伝えします。
発達障害のあなたにとって、
・当たり前に思っていること
・正しいと思っている行動
が、なぜか周りからは受け入れてもらえない。という経験をされてきていると思います。
そんなときあなたは
・とても悲しくなる
・大声を出して泣きたくなる
・理由がわからなくて不安になる
・なにを言えばいいの?
・どんな行動をすればいいの?
と、ネガティブな感情に襲われて、
・その場に立ち尽くす
・その場から逃げる
・頭が真っ白になって、その時の記憶がない
ということもあったのではないでしょうか。
そのままズルズルと、ネガティブな感情に引っ張られていくと、とても辛くなります。
そこで、ハッピーホルモンを出して、気持ちを落ち着かせましょう。
ハッピーホルモンとは、神経伝達物質のオキシトシンのことです。
ハッピーホルモンが出ると
・幸せを感じる
・心がやすらぐ
・不安や恐怖心が減少する
という、良いことが起こるのです。
1.感動する
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感動することで、ハッピーホルモンであるオキシトシンが分泌されます。
・映画やドラマを観る。
・音楽を聴く。
・本を読む。
2.かわいいと思う
![](https://www.skill-t.org/wp-content/uploads/2021/01/ハムスタ3544060_s.jpg)
犬や猫、ハムスターといった、かわいい動物たちの動画をみる。
ペットを飼っているときは、ペットと遊ぶことで癒やされますよね。
コミカルな動作に、かわいい。と思ったり、面白くて笑ったりしていると思います。
この時に、ハッピーホルモンが出てくるのですね。
3.好きな香りをかぐ
![](https://www.skill-t.org/wp-content/uploads/2021/01/匂い袋1318709_s.jpg)
アロマオイルを家で焚いてみる。
アロマスティックやエッセンシャルオイル。匂い袋を持ち歩くのもいいですね。
ここで私の経験談を。
親と大喧嘩をした時のことです。こんなに怒ったの生まれて初めてではないか。と思うほど感情が高ぶっていました。
その時に、試供品のフェースクリームを使ってみたんです。
すると、その香りに癒やされて一気に怒りが鎮まりました。
さ~っと、怒りが消えていくのが分かったのです。
その頃は、ハッピーホルモンの存在を知りませんでした。
今は、ハッピーホルモンの効果だったと言えます。
4.親切にする
![](https://www.skill-t.org/wp-content/uploads/2021/01/ハート風船空balloon-1046658_640.jpg)
人に親切にるすと、なんとなく自分も嬉しくなったり、誇らしくなったりしませんか。
ありがとう。と言われて、すごく心が優しい気持ちに包まれたりすること。
これも、ハッピーホルモンの効果の1つです。
あなたは、改めて言われなくても、普段からやっていることだ。と思いませんでしたか?
あなたが、気持ち良いと思うことを、普段からやっていきましょう。
![](https://www.skill-t.org/wp-content/uploads/2021/01/目覚まし時計1831702_s.jpg)
ここで、気をつけて欲しいことがあります。
発達障害には、1つの事に集中しだすと時間を忘れてしまう。という特徴があります。
映画を観てハッピーホルモンを出したのに、時計を見て遅刻だ!!となると、せっかくのハッピーホルモン効果が薄れてしまいます。
アラーム機能を利用するとか、就寝前にやるとか、時間対策をしてやりましょうね。
ハッピーホルモンを出して、楽しい時間をお過ごしください。
発達障がい支援センター 水野幸子でした。
追記:関連ブログへはこちらから
・ハッピーホルモン ハグ編
・ハッピーホルモン ボディタッチ編