発達障がい支援センターの宮田武志です。
あなたは「私は発達障害です。」「我が子は発達障害です。」と言えますか?

自分自身や我が子が「発達障害です。」と医師に診断されたとき、または、診断されるとき、あなたはどのような気持ちが湧き上がってきた(くる)でしょうか。
不安や絶望、自己嫌悪、羞恥心、劣等感などの感情がわいてきた(くる)人もいるかもしれません。
めまぐるしく変化し続ける社会や多様性が進む社会において、人との円滑なコミュニケーションは必要不可欠です。
昔は「これがあたりまえ」「だいたいこんなもの」で済んでいたことも今はそうではないことが増えました。
発達障害の特徴の1つに「強すぎるこだわり」があります。
一度こうだと思い込んだらなかなか変えることができません。
つまり、状況に応じて柔軟に自分の行動を切り替えることが苦手なのです。
それなのに社会状況は変化と多様性にあふれています。
発達障害のことを知れば知るほど、
「これからどうやって生きていけばいいのだろう…」
「こんな時はどうすればいいのだろう…」
という不安に包まれてしまうかもしれません。
しかし、それは発達障害を持つ人だけの不安ではありません。
全ての人が持つ不安です。
もはや、発達障害を持たない人であってもついていけないスピードで変化と多様性は進んでいます。
だからこそ、同じような不安を持つ人が増え、それが発達障害の理解を進める後押しにもなっているのです。
そうとはいえ、「障害」という言葉が心や意識に与える印象はとても大きいものであることも否定できません。
たとえ、先ほど上に挙げたような感情にさいなまれたとしても、決してそのことを責めないでください。
そう思ってしまうことはごく自然な人間の心理作用です。
しかし、その感情に蓋をして見て見ぬふりをすることや誰にも話さずにないものとして扱うことは何の解決にもなりません。
大切なのは自分自身や我が子のありのまま(発達障害の特性)と向き合い、理解し、許し、認めることです。
発達障害があるからといって、すべての人が苦しむわけでは決してありません。
前回の私のブログで述べたように、世界的な活躍や偉業を成し遂げた発達障害者はたくさんいるのです。
大切なことは周囲の理解や支援を集めながら、自分の個性を最大限に発揮する場所にその身を置くことでしたよね。
発達障害という診断名だけに囚われて「かわいそう」や「普通じゃない」と決めつけるのは止めてほしいと思います。
どのような診断名であっても、「できること」や「得意なこと」があるからです。
たとえ同じ診断名であっても一人ひとりに違いがあり、時間の経過や本人の努力と工夫、または、周囲の理解と支援によって可能性はいくらでも広がっていくのです。
医師による診断はひとつの「情報」であって、その人のすべてではありません。
診断名を聞いて人への印象が変化したときは、その人を見ているのではなく、「情報」という漠然なものに包まれてしまっているだけです。
「障害」という名札のようなものがくっ付いてもその人や我が子そのものが変わることはありません。
あなたがここまで育てられてきたことや我が子がこの世に産まれてきたときの喜びを忘れないでください。
ありのままを受け入れること
これこそが幸せになれる生き方です。
過去に色々とあったとしても過去は変えられません。
未来を見ようとしても未来は見えません。
変えようとして見つめられるのは「今」だけです。
直面した問題に対して真正面でかまえ、トライ・アンド・エラーを繰り返しましょう。
それらを積み重ねることで、確実に未来が変わっていきます。
今日が一番早い日です。
5cmずつの歩みが大きな変化をもたらすでしょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
ではまた!次回のブログでお会いしましょう。
