こんにちは、
発達障がい支援センターの真鍋良得（まなべりょうえ）です。
あなたは子どもが上手に言葉をしゃべれないことが心配になることはありませんか？
発達障害がある子どもは、発音がうまくできなかったり、文法が理解できなかったりして、周りの子と比べるとちゃんと言葉を話せていないように感じることがあると思います。
子どもが上手に話しができないとき、「こういう風に話しなさい」と正しい発音、正しい言葉の使い方を教えることに一生懸命になっていると、子どもは「ちゃんとしゃべれない自分はダメなんだ」と自信をなくすことにもなりかねません。
正しく話すことを教える前に、子どもの話しをしっかりと聞いてあげることが大切です。
間違った発音、間違った言葉の使い方をしていても、正しい話し方を教えようとすることは一旦横に置いといて、子どもが何を言いたいのか、どんなふうに思っているのかを、汲み取ってあげることに集中していれば、子どもはだんだん上手に自分の思っていることを相手に伝えられるようになっていきます。
子どものころには上手く話しができなくても、大人になればそれほど違和感なく話しができるようになっていく事が多いものですが、心配な時には、医師などの専門家に相談するのもいいでしょう。
上手く話しができないことを悪いことだと思わず、子どもが相手に自分の意志を伝えられるようになるために、徹底して聞き役になってあげることが大事です。