こんにちは。発達障がい支援センターの水野幸子です。
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先日、買い物に行ったときに、身体に優しい商品を取り扱っているお店の前を通りました。
炭酸水がお安くなっていました。1本○円。1箱24本で○○円。と、書いてありました。
見た目でこれは24本ケース買いしたほうが安いぞ。と思ったのですが、ちゃんと計算をしようと思いました。
ところが、簡単な計算がすぐに出来ませんでした。
昔だったら10秒かからずに出来た計算が、1分近くかかったのではないかと思います。
答えを導き出してから、こう計算すれば、24本ケース買いの方が安いって分かったよね。
という、10秒計算の方法がやれました。
脳の衰えにショックを受けつつ、脳トレしようと思いました。
発達障害、もしくは発達障害のお子さんの親御さんであるあなたは、私の行動について何を思われましたか?
スマホの電卓機能を使えばいいのに。と思いませんでしたか。
私も、スマホで計算した方が早いなって思ったのですよ。でもなぜか、暗算にこだわってしまいました。
今日は、LD(学習障害)のお子さんへの対応方法を、お話ししたいと思います。
対応方法としては、LD(学習障害)のあるお子さんにあった勉強方法をみつけてあげることです。
先の私の話しで例えると、
暗算で行うことが、学校で行われている勉強方法。
スマホの電卓を使うことが、 LD(学習障害) のお子さんにあった勉強方法、ということになります。
LD(学習障害) のお子さんは、
・読むこと
・書くこと
・聞くこと
・話すこと
・計算すること
・推論すること
と言ったことが苦手です。
LD(学習障害) のお子さんは、何が苦手なのか、理解することが大切です。
特定の学び方が苦手、という特性を持っているお子さんは、
・みんなと同じように勉強しているのに、なぜ分からないのだろう。
・みんなはなぜ、理解することができるのだろう。
・勉強しているのに、努力が足りないと怒られる。これ以上どうやって努力をするんだろう。
と、思い悩んでいます。
LD(学習障害) のお子さん、疑いのあるお子さんの親御さんは、
勉強不足ではなく、一般的な勉強方法がお子さんにはあっていないのだ、と理解して欲しいのです。
LD(学習障害) のお子さんの苦手なことを理解し、どのように勉強を進めていけばよいのか、 LD(学習障害) のお子さんにあった勉強方法をお子さんに伝えていきましょう。
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例えば、書くことが苦手な LD(学習障害) のお子さんの場合。
授業中に黒板を写すこと。先生の話をノートにメモすることが、スムーズに行えません。
人は、できることよりも、できないこと、苦手なことをなんとかしようとします。
書くことが苦手なお子さんは、苦手な書くことに集中して、授業の内容を聞くことができません。
授業を聞くことができないということは、授業の内容が理解できないということになるのですね。
では、お子さんは、どのように授業を受けたらよいのでしょうか。
ノートを書くことよりも、先生の話に耳を傾けることに集中することで、授業の内容を聞くことができます。
授業に出て、聞くだけで100%理解出来れば、すごいのですが、そういうわけにもいきませんよね。
そうなると、先生が黒板に書いた 教科書のポイントも、手元に欲しいと思いますね。
そんなときは、先生に写真を撮らせてもらう。
友達にノートを借りて、コピーさせてもらう。
という、工夫をしていきましょう。
これで、 LD(学習障害) のお子さんの、授業を受ける態勢ができましたね。
ここで、考えなければいけないことがあります。
LD(学習障害) のお子さんが、どこまで勉強を理解しているのか。理解できていないのか。を把握することです。
例えば、小学4年生のお子さんが、九九を理解していなければ、小学2年生の算数から取り組んでいく、ということです。
LD(学習障害) のお子さんの親御さんは、2年前から取り組むのですか!?と、焦られるかもしれません。
でも、急がば回れです。
小学4年生の LD(学習障害) の学生生活は、小5,小6、中学3年、高校3年、大学4年、大学院~と
まだまだ長いです。
LD(学習障害) のお子さんが、
理解できないまま、分からないと苦しんだまま、学年を進んでいくほうがいいですか?
勉強する学年が今の学年と違っても、理解出来て、分かるよ、と笑っている方がいいですか?
分かるよ、と笑っているお子さんがいいですよね。
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今は、タブレットなどを利用すれば、ゲーム感覚で勉強できるアプリもあります。
LD(学習障害) のお子さんは、勉強に対する苦手意識が強くなっています。
それは、苦手な特性で勉強をしようとしていたからです。
でも、自分にあった勉強の仕方が分かれば、やる気を出して勉強できるお子さんもいます。
お子さんの特性を理解して、お子さんにあった方法で勉強を進めていきましょう。
お子さんの特性の理解の仕方が分からない。
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それでは、楽しい1日をお過ごしください。
発達障がい支援センター、水野幸子でした。