心理カウンセラーのブログ

表現することで気持ちを安定させる

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こんにちは。発達障がい支援センターの阿部由香里です。

発達障がいや、その傾向にあるグレーゾーンの子どもを持つ親御さんは、わが子の衝動的なかんしゃくに悩まされたりしませんか。

発達障がいや、その傾向がある子は、時には急な予定変更があったり、ちょっとしたことで気に入らないと、気持ちの切り替えが難しいことがあります。想定外だったり思い通りにいかないことで、パニックをおこしてしまうのです。

次のスケジュールがあったり時間に追われていると、親御さんはつい、かんしゃくをおこすわが子に怒ってしまうことはありませんか?または、放置してその場を離れてしまいますか?

頻繁にそんな場面があると、親御さんも疲れてしまいますよね。

親を「困らせるわが子」は「困っているわが子」でもあるのです。どうしたらいいのか、自分でもわからずにかんしゃくをおこしてしまうのです。

そんなわが子を落ち着かせるために、どうして怒っているのかゆっくり時間をかけて聞いてあげたいものですが、なかなかうまくいきません。かんしゃくを起した発達障がいのお子さんは、なかなか言葉でうまく表現できないことがあります。親御さんがイライラした態度をするとなおさら、それが伝わって悪化させてしまいます。

言葉で表現するのが苦手な発達障がいのお子さんには、日ごろから言葉以外での表現をさせてあげることで気持ちの安定を図ってみてください。例えば、その子が得意とすることであれば、工作で物を作ってみたり、お絵かきで気持ちを表現する、自分の歌を作って歌ってもらう。針金のモールを1本使って、それのくねくねで気持ちを表現してみる、など。「今の気持ちはこうなの」ということを、何かを使って表現できたら。それを伝えてわかってもらえたと思うと、気持ちが満足して安定するかもしれません。

何かを使って表現してくれたら、「これは○○ちゃんがこういう気持ちで作ったんだね」と言葉にして共感してください。わが子のオリジナリティあふれる世界を一緒に楽しむことができるかもしれません。

それではまた。これからも、より良い親子関係を支援していきたいと思います。

 
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