こんにちは。発達障がい支援センターの明石美和子です。
皆さんは、自分が完璧な人間だと思ってますか?完璧じゃなければならないと思ってますか?完璧な人間なんて居るわけがないと思っていますか?
かつての私は、自分自身が完璧な人間じゃなければならないと思っていました。自分の父親が、何でも出来るスーパーヒーローのように子どもの時は、そんな風に写っていました。
皆さんは、おいくつでしょうか?未来の自分は、どんな風な大人になっていると思っていましたか?私は、20代、30代、40代…歳を重ねるごとに何でも出来る大人になっていると思っていましたし、その年齢になるとみんな完璧な大人なんだと思っていました。実際にその歳になった自分をみると…アレ?と、未来の自分と現実はかけ離れていました。
逆に、皆さんはお子さんはいらっしゃいますか?自分のお子さんにどんな風に育って欲しいと思っていますか?また、今、我が子は歳相応に成長していますか?
・言う事を聞かない
・手をやいて困っている
・片付けをしない
・好き嫌いがある
・ごめんなさいが言えない
様々なお子さんがいらっしゃると思いますが、では、自身が我が子と同じ年齢の時はどうだったでしょうか?キチンと自分は、出来ていましたか?
発達障がいのお子さんは、気持ちがうまく表現出来ずにパニックになる事があります。また、予定を変更すると、自分の思考と気持ちと理解が追いつかずパニックになる事があります。コレは、予測と違う答えが出た時に言葉や行動が上手く表す事が出来なかったり、見通しが立たない状況で不安が高まりやすい事から起こったりします。
もし、パニックが起こってしまった時は、抑え付けてしまうのは返って悪循環なので、周りに危険なものがないか環境設定を行ったりして、安全を確保しましょう。自傷行為になった場合は、当たっても痛くないものなどをクッションとして落ち着くまで静かに見守りましょう。
もし、いつもと違う行動をしなければならないときは、パニックが起きる前に、事前に説明しましょう。口頭のみでの説明が入らない時は、絵や写真、スケジュールボードなどを使用して、視覚に訴えるような説明をすると入りやすいかもしれませんね。
万全な対策をしたとしても、子どもも大人もひとりの人間です。必ず型にはまらない事もあります。そんな時もあるよね!と、思えるくらいの余裕を持つ事、遊び部分を持つ事も大事ですね。
今回は、発達障がい支援センターの明石美和子がお送りしました。また、お会いしましょう。