心理カウンセラーのブログ

自閉症スペクトラム障害(ASD)の『対人関係』 今できることを

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こんにちは!
発達障がい支援センター の黒瀧素子(くろたきもとこ)です。

今回は発達障害の自閉症スぺクトラム障害(ASD)の『対人関係』についてです。

自閉症スペクトラム障害の代表的な特徴の一つに、『対人関係』が苦手ということがあります。

・他人への関わり方が独特であったり、関心が乏しい
・暗黙の了解や常識などの社会的なルールの理解が難しい

といったことがあり、『対人関係』は大きく


・孤立型  ・受動型  ・積極的奇異型

の3つのタイプに分かれます。それぞれの特徴とお子さんの場合の主な支援対策をみていきましょう。

孤立型
特  徴:一人が好き、人と交わろうとしない
支援対策:まず、大人と1対1の関わりを築いていきます。それから段階を踏んで、その子が話しやすそうな子、または大人と子どもとその対象となる子と複数で会話をしていく、といった形で関わり方を築いていきます。

受動型
特  徴:相手が関わってくれば、部分的に応じる 自分の気持ちが言えず、言いなりになりがち
支援対策:穏やかな子とのかかわりを持たせたり、少しずつ自分の気持ちや意見を言えるように練習する(アサーション)。

積極的奇異型
特  徴:関わろうとするが一方的
支援対策:関わり方のルールを教える。相手がどう受け止めるかを教える。少人数でのソーシャルスキルトレーニングを受ける。

ここに書いた支援対策は、あくまでも一般的な対策で、その子の特性に合わせた対策がどうしても必要になってきます。例えば、指示の出し方にしても、

・一度にたくさんのことを言わずに、1つ1つ指示を出すと通りやすいのか
・絵を見せて絵からイメージさせて指示を出していった方がいいのか

等、その子の持っている特性によって全然違ってきます。

その子がどういった特性を持っているのか知る方法は検査を受けることです。支援対策は早い方が後から問題が起きにくくなるので、気になるところがあると思ったら、発達相談の窓口や医療機関に相談してみてくださいね。

自閉症スペクトラム障害は、気づかれないことも多いのです。

例えば、孤立型の子だとおとなしく人に危害を加えることもないので、単に”おとなしくいい子”だなと思われることがあります。その子は困っているけど、「困ってる」と言わないので、対策が打てないのです。

受動型の子も、自分から積極的に人と関わることはないけど、周りから声がけしてくれれば言いなりになります。ですから、こちらも問題が起きず、素直に言われたことをそのままやるので、親や先生からは”育てやすくいい子”と思われます。本人は、今何をすればいいのかわからなかったり、自分で何をしたいのか自分で感じとれないといったことからきているのですが、自我の形成が遅れてくるので、青年期に急変することもあります。

『対人関係』の特徴的な行動は、幼少期から見られますが、特徴の現れ方は子どもによってそれぞれ異なります。そして、年齢とともに変化するのが一般的です。本人が苦手だと思っているのにまわりが気づいていない場合や、反対に本人は無自覚な場合もあります。

自閉症スペクトラムの子は「人」よりも「もの」に注意が向きやすく、人情よりも理屈をもとに考えがちです。でも、人の気持ちを理解できないわけではありません。時間をかけ、順を追って考えていけば、十分に理解できます。相手の表情や暗黙の了解などあいまいな情報を瞬間的・直感的に理解するのが苦手な特性があるので、そういった特性を支援者側が知っていれば対策が打てますね。成長するにつれ、子どもが自分の得意なことと苦手なことを理解し、それに合った暮らし方がだんだんとできるようになっていくといいですね。

自閉症スペクトラムの特性がある”ありのままの自分を尊重される”という経験を持つことがお子さんにとってとても大切です。自分を大切にされた人は、相手を大切にできます。お子さんのありのままを受け入れてくださいね。

 
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