
おかしい、準備したはずだったのに
こんにちは、発達障がい支援センターの水野幸子です。
人はだれでもついうっかり、というのはあります。
何かを取りに動いていたはずなのに、何を取りにきたのか分からなくなることもあります。
・ついうっかり
・やってしまった
ということは、だれでもあるのです。
ですが、ついうっかり、やってしまった、では終わらないくらいに、何度も忘れ物をしていたり、遅刻をしていると、人間関係などにも影響がでてくるようになります。
発達障害のあなたは、ついうっかり、やってしまった、ではすむようなことではないのです。と思っていませんか?
・またミスをしてしまった
・また忘れ物をしてしまった
・どうしても朝、時間通りに家を出られない
・自分なりに必死に頑張っているのに、周りと同じようにできない
と、苦しんでいませんか?
自分を責めて、自分がイヤになり、消えたくなるような時はありませんか?
必死に頑張っているのにできないのは、自分の努力不足からだと思っていませんか?
その苦しさはあなたの「努力不足」ではなく、脳の特性によるものかもしれません。
発達障害(ADHDやASDなど)の特性が、生活の場面では
・注意することがかたよってしまう
・細かい部分を見落とす
・集中しすぎて他の指示を忘れてしまう
というこで、忘れ物をしたり、ミスをしてしまうのです。
・時間管理の苦手
・準備に時間がかかる
・準備に必要な時間を正確に把握できていない
・出発直前に別のことに気を取られたりする(時間失認)
ということで、遅刻をしてしまうのです。
忘れ物やミスをすること、遅刻をすることが脳の特性なら、どうしようもできないのではと思ってしまいがちですが、そうではありません。
工夫をしていくこと、習慣づけていくことで解決していく方法があります。
どんな工夫をしていけばいいのか、考えてみましょう。
忘れ物、ミス対策
●指差し確認のルーチン化
指を動かして声に出すだけで、視覚と聴覚の両方でチェックできます。
●付箋・リマインダーを利用する
「後でやろう」は禁句です。
「後でやろう」は忘れることやミスをすることにつながります。その場ですぐにスマホのリマインダーに入れるか、目立つ場所に付箋を貼りましょう。
遅刻対策
●やることを知らせるアラーム
出発時間だけでなく、「着替え開始」「靴を履く」など、やることごとにアラームを鳴らします。
●前夜の「完全準備」
持ち物はもちろん、着る服もセット。朝は「脳を使わずに動ける」状態にしておきます。
持ち物は玄関に置いておく。
服は枕元に置いておき、朝目覚めたらすぐに着替える。
発達障害のあなたは、何度もチャレンジしているけど、うまくいかないんです。と思っているかもしれませんね。
うまくいかないのは、発達障害のあなたの苦手なところが上手にフォローできていないからかもしれません。
例えば、遅刻しないためにやることごとにアラームを鳴らすことをお話しましたが、なぜアラームが鳴ったのか分かっていなければ、行動はできませんよね。
またアラームが鳴った。さっきの停止にしなかったのかな。とアラームをただ止めているだけになっているのあら、アラームを鳴らしても意味がないのです。
今、何をしなくてはいけないのかを分かるようにしていくとどうなるでしょう。
このアラームは歯磨きをするアラームだ。と分かれば、何も考えることなく歯磨きを始めることができますよね。
発達障害のあなたが、スムーズにできるようになるためには、試して、失敗して、やり直して、試していくを繰り返していくことが必要です。
繰り返しながら改善していくことを、面倒くさい、と思って行動しなければ、ずっと苦しいままです。
ゆっくりでよいのです。あなたのペースで改善していきましょう。

発達障害のあなたは、うまくいかないことで、自分のことを責め続けていませんか?
一番辛いのは、自分を責め続けることです。
自分を責めなくてもいいのです。
できるように完璧を目指す必要もありません。
昨日より少しだけ「生きやすくなる工夫」を、探していきましょう。
一人で探すのには自信がない。
誰かに助けて欲しいけど、頼れる人がいない、と思っているあなたは、
いつでも発達障がい支援センターの心理士があなたに寄り添うことを覚えておいてくださいね。
