心理カウンセラーのブログ

落ち込む必要はない!

投稿日:

こんにちは!
発達障がい支援センターの黒瀧素子(くろたきもとこ)です。

子育て中のあなたは、子どもが落ち込んでいることが気になることはありませんか?

たとえば、


・わが子が友だちに言われたことを気にして、落ち込んでいるようだ
・わが子が勉強が理解できなくて、授業になかなかついていけなくて落ち込んでいるようだ
・わが子が、上の兄弟にいじわるされてやり返せなくて落ち込んでいるようだ

というようなことです。

落ち込むということは、大人でもあることですよね。
発達障害があると、1つの出来事にしばられやすい傾向があることがあり、
そういった場合、落ち込み方がひどくなってしまう可能性があります。

どうして落ち込むのでしょう?

人はどうして落ち込んでしまうのでしょうか?

落ち込むとき。それは、何かしらの基準に当てはめて考えているということなのです。

たとえば、友だちに言われたことに対して落ち込んでしまうということは、
その友だちが言ったことをそのまま信じてしまったり、自分はそれができていないということが気になってしまっている状態です。つまり、その友だちが言ったことが基準になってしまっているのです。

勉強ができない、テストの点数がよくない、授業についていけない、といったことで落ち込んでいるということは、『勉強ができないといけない』『テストの点数がよくないといけない』『授業についていけないといけない』といった基準があって、その基準に達していない自分を責めてしまっているのです。

兄弟にいじわるをされて、やり返せなくて落ち込んでしまっているということは、
『兄弟にやさしくされたい』『兄弟に負けたくない』『やられっぱなしはよくない』
といった基準を持っている可能性があります。

このような基準を心理学で観念といいます。
観念とは主観的な価値観のことです。
主観的、つまり、人それぞれ違う価値観や考え方の基準があって、その基準に達していないから、自分はダメだと落ち込んでしまうのです。
発達障害やその傾向があると、観念にしばられやすい傾向を持つことがあり、
落ち込み方がひどくなってしまうことがあります。

人はそれぞれちがう観念を持っています。

ですから、先ほどの例のように友だちの言ったことが気になって落ち込んでしまうということは、その友だちの価値観を基準にしてしまっているということです。人によって価値観はちがいます。なので、人の価値観に合わせるということは、人が変われば価値観も変わってしまうので、相手が変わるたびに相手に合わせていこうとすると、とても大変です。人の価値観に合わせるのは無理なこと、できないことで、やる必要のないことなのです。

つまり、人の基準に合わせるということはやる必要がないし、落ち込む必要がないことに落ち込んでしまっているのです。

落ち込んでしまったときはどうしたらいいの?落ち込まない考え方とは

友だちに言われたことを気にしてしまって落ち込むということは、その友だちの価値観を受け入れてしまうものをわが子が持っているという可能性があります。

つまり、わが子もその友だちが言ったことを受け入れる価値観・観念を持っているということです。

なので、わが子が落ち込んでいるときには、『落ち込む必要がない』ということを理解させることが、落ち込まない考え方になっていくためには必要です。

では、落ち込まない考え方とは、どのような考え方なのでしょうか?

それは、

自分を信じること

自分に自信を持つこと

そして、

自分の価値は自分で決める!

ということです。

そのためには、

自分はありのままの自分でいいんだ!

自分はかけがえのない存在なんだ!

という気持ちを持てるようにしていくことです。

大人も同じです。

人の基準を気にせずに『自分はかけがえのない存在なんだ』と自分を信じることができるようになれば、
落ち込むということはあまりなくなっていくことでしょう。

そのためには、親であるあなたの関わり方・声がけの仕方がとても大切になってきます。

まずは、『どんなあなたでもいいんだよ』『長所も短所もあるありのまあのあなたでいいんだよ』ということを伝えていきましょう。

親である自分自身が落ち込みやすいな、と思うときは、
長所も短所もいいところもわるいところもある、どんな自分でも、まずは認めるというところからはじめてくださいね。

自分自身がかけがえのない存在だということを信じられるようになっていくためには、
まずは、いいところもわるいところもある、欠点もコンプレックスも抱えている自分自身を受け入れることが必要不可欠なんです。

いいといころもわるいところも、欠点もコンプレックスもあるありのままの自分でいいんだと自分をまるごと認められること。

そこがスタートです。

他者の基準ではなく自分の基準を持って生きていきましょうね。

 
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