
絶対に、自分の意見が正しいって!
こんにちは、発達障がい支援センターの水野幸子です。
発達障害のあなたは、思い込みが強いねと言われたことはありませんか?
発達障害のあなたは、自分は思い込みが強いのかもと思うことはありませんか?
発達障害のあなたが、思い込みが強くなっているときはどんなときですか?
人はだれでも、その人それぞれの思い込みを持っています。
それぞれが持っている思い込みが、個性につながるとも言えます。
思い込みが違うからこそ、人それぞれの考え方が変わってきます。
例えば、約束の時間は守るのが当たり前だ。という思い込みを発達障害のあなたが持っていたとします。
約束の時間を守るのは当たり前でしょ。常識でしょ。と思いますよね。
私も、時間は守るものでしょう、と思っていました。
子どもの頃は、20分前には約束の場所に行っていました。
20歳頃に友達と待ち合わせをしていました。
私は友達と3人で車に乗っていました。別の車で来るともだちと待ち合わせをしたのです。
私たちのほうが15分早く着きました。
私と運転手の子は、15分前ならこのまま待っていればいいよね。まあよい時間に着いたよね。と言いました。
すると助手席の友達は、早くて5分前に着けばいいと思っていたので、早く着き過ぎたと思ったのです。
同じ約束の時間を守るでも、15分前をちょうどいいと思うのか、早すぎると思うのか、これも考え方の違いですよね。
20歳の頃の私は、約束の時間を守るのは当たり前と思っています。
20代後半の職場で、沖縄出身の同僚が、沖縄は約束の時間はあって無いようなももだと聞いて、すごく驚いたことがあります。
時間を守るのが当たり前という思い込みで沖縄に住むとどうなると思いますか?
約束の時間になっても友達がこないことになるので、ストレスを感じますよね。
友達に腹を立てることになりますよね。
友達が遅れてきたときに、どうして遅刻してくるのと、あなたが怒ったとします。
友達は、どうして怒られるのかわからないでしょう。
なぜなら、約束の時間はあって無いようなものだからです。
ところ変われば、風習や文化が変わりますよね。
ですが、約束の時間があって無いようなものというのは、私にとっても衝撃な出来事でした。
それだけ、沖縄の人はおおらかなのだなと感じました。
約束の時間を守るのは当たり前、と一口で言っても、人それぞれの考え方で守ることへの強さが違います。
約束の時間の15分前でちょうどいいと思う人
約束の時間の5分前でちょうどいいと思う人
約束の時間ちょうどでいいと思う人
約束の時間から5分までなら遅れてもいいだろうと思う人
約束の時間の10分までなら遅れてもいいだろうと思う人
約束の時間を守るのが当たり前と、とっても強く思っている人は、約束の時間のちょうどに来た人にも、もう少し早くこればいいのに、と思っているかもしれません。
1分でも遅刻してくると、許せないと思い、イライラしたり、腹が立ってくるのです。
約束の時間を守るのが当たり前と思っているけれど、自分はは守ろうと思っている人はどうでしょう。1分の遅刻でイライラはしないでしょう。
同じ約束の時間を守るのが当たり前、という考え方をしていても、思い込みが強い人と弱い人では、ストレスの感じ方が大きく変わるのです。
思い込みが強い人の方がストレスを感じやすいのです。
発達障害のあなたは、思い込みを強く持っている可能性があります。
そのため、自分が思っている通りにならないと、イライラしたり、我慢できなくなったり、対処できなく不安になる、ということが起こるのです。
思い込みを緩めることができると、弱くすることができると、イライラも減っていきます。
思い込みを緩めるためには、どんな思い込みを自分が持っているのかを気づくことが大切です。
友達が約束の時間のちょうどに来た時に、あなたがイライラしていれば、友達は約束の時間を守ったのに、どうしてイライラしているのだろう?と思います。
友達は、自分が原因だとは思いもしません。
なぜなら、約束の時間を守っているからです。
友達に、なんかあったの?イライラいしていよ。と聞かれたとき、発達障害のあなたはどんな反応をしているでしょうか?
友達が遅いからイライラいしているのに、どうしてそんなことを聞いてくるんだと、腹が立つかもしれません。
友達のせいだと怒ってしまうかもしれません。
こうなると、友達との関係が悪くなってしまう可能性がありますよね。
友達との関係を悪くするのはイヤですよね。
イライラしだした時に、「どうしてイライラしているんだろう」と考えてみましょう。
「どうして?」と自分に問いかけるということは、自分を見つめることになるので、イライラや怒りから離れることができます。
すると、イライラや怒りをそれ以上、大きくなることを抑制することができます。
怒りを火と例えると、燃え広がりそうな火を食い止めることができる、ということです。
自分がどんな思い込みを持っているのか、知ることを始めてみましょう。
発達障害のあなたは、あなたの抱えている悩みを相談できる人はいますか?
一人で悩んでいると、悪い事ばかり考えてしまいがちです。
いつもで、発達障がい支援センターの心理カウンセラーが寄り添うことを、覚えておいてくださいね。