
こんにちは、
発達障がい支援センターの真鍋良得です。
「自分が一番にやりたい!」
「どうして僕が後なの?」
「もうやらない!」
順番を待つことが苦手で、自分の思いどおりにならないと、大きな声を出したり、不機嫌になったりする子どもに対して、どう関わったら良いのか悩んだ経験はありませんか?
周りの大人としては、どう対応すればいいのか困ってしまいますよね。
このような子どもに対して、まず大切なのは、一番になりたいという気持ちを否定しないことです。
一番になりたい、負けたくないという気持ちは、それだけ意欲が強いということでもあります。
そのエネルギーを上手に伸ばしてあげることが大切です。
では、具体的にどのように関わればよいのでしょうか。
例えば、次のような工夫があります。
まず、順番を決めるときには、くじ引きやじゃんけんなど、誰もが納得しやすい方法を取り入れてみましょう。
大人の判断で順番を決めるよりも、共通のルールがある方が受け入れやすくなります。
次に、お友だちに順番を譲れたときには、その行動をしっかり認めてあげましょう。
「先にどうぞって言えたね」
「お友達のことを考えられたね」
このように声をかけることで、一番になること以外にも、嬉しいことや認められることがあると気づいていきます。
そして、結果だけでなく、待っている間の頑張りにも注目しましょう。
「最後まで並んでいられたね」
「自分の番まで待てたね」
こうした声かけが、少しずつ待つ力を育てていきます。
もちろん、すぐにできるようになるとは限りません。
思いどおりにならずに怒ることもあるかもしれません。
そんなときは、無理に説得するのではなく、まず気持ちを落ち着かせることを優先しましょう。
子どもは経験を重ねながら、少しずつ考え方の幅を広げていきます。
一番になれなくても楽しい。譲ることも素敵。待つことにも意味がある。
そんな新しい価値観を、日々の関わりの中で伝えていきたいですね。
子どもの行動を無理に変えようとするのではなく、さまざまな経験を通して、考え方の選択肢を増やしてあげることが大切です。
