
こんにちは、
発達障がい支援センターの真鍋良得です。
「落ち着きがない」「じっとしていられない」と言われる子どもを見ると、ついそれを「直さなければ」と思いがちです。
一方で、多動には別の見方があります。
多動は「困った行動」ではない
たとえば、話を聞いているときに体を揺らしたり、手を動かしたり、歩き回ったりする子がいます。
大人から見ると、
「ちゃんと座って」
「動かないで」
と言いたくなるかもしれません。
しかし、その動きは、その子が集中するために必要な刺激なのかもしれません。
人によっては、体を動かしたほうが頭が働きやすかったり、眠気が覚めたり、気持ちを落ち着けやすかったりします。
つまり、
「動いているから集中できない」
のではなく、
「動くことで集中しやすくなっている」
ということもあるのです。
「動かないこと」をゴールにしない
もちろん、危険な行動や周りの人に迷惑をかける行動まで、すべて認めればいいというわけではありません。
大切なのは、
「どうすれば、この子が活動に参加しやすくなるだろう?」
と考えることです。
たとえば、座って話を聞くことが難しいなら、立って聞いてもいい時間をつくる。
長時間座る活動の途中に、体を動かす時間を入れる。
プリントを配る、荷物を運ぶなど、動ける役割をお願いする。
そんな工夫もできます。
子どもの行動を「問題」と決めつけると、止めることばかり考えてしまいます。
しかし、
「この動きには、何か役割があるのかもしれない」
と考えてみることもできます。
その視点を持つだけで、子どもの見え方も、関わり方も変わってきます。
多動をなくすことだけを目標にするのではなく、
その子が自分らしく力を発揮できる方法を探していく。
それも大切な支援の一つなのではないでしょうか。
