心理カウンセラーのブログ

発達障害と先延ばしグセ・やる気が起きないこととの関係

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こんにちは!
発達障がい支援センターの黒瀧素子(くろたきもとこ)です。

発達障害や発達障害グレーゾーン、発達障害の傾向のある子どもを育てている親であるあなたは、


・子どもが学校の宿題をやらなかったり先延ばしにしたりする
・子どもが何をやってもすぐに飽きてしまって続かない
・子どもが嫌なことや面倒なことを先延ばしにしてしまう
・子どもが部屋をなかなか片付けない
・子どもがお風呂に入りたがらない

という様子が気になっていませんか?

発達障害・ADHD(注意欠如・多動性障害)のある子どもの代表的特性として、先延ばしグセやる気が出づらいということがあります。

「先延ばし」や「やる気がなかなか起きない」ということは、発達障害ではなくても起きることですし、大人でももちろん起こることです。あなたも経験があるのではないでしょうか。

イヤなことや面倒なことがあると、つい目先の楽しいことや興味のわいたことに流されてしまうことは、子どもだけではなく大人であっても誰にでも起こりうることです。

ただ、重要なことや絶対にやっておかないといけないことまで先延ばししてしまうという場合は、発達障害の傾向があることが考えられます。

原因としては、発達障害の特性として感じとる感覚のとぼしさがあります。例えば、人の話を聞くにしても、定型発達の方であれば、大事なことと大事ではないことを感覚的に分けて感じとることができるのですが、発達障害の方は特性のために、なにが大事でなにが大事ではないのかがよくわからないということが起きることがあります。

そのために優先順位をつけることができなくなり、計画を立てることもできない、期限までに終えることもできない。そういった実行機能の弱さにつながるのです。

発達障害と実行機能の弱さとの関係

実行機能とは、『目標に向けて行動するために必要な考えや行動、感情をコントロールする機能』です。発達障害がある人の中には、実行機能を上手に働かせることが難しい人がいます。

実行機能の中でも”起動(やる気スイッチ)、計画立案、時間の管理、空間や情報の管理、お金の管理、切り替え、ワーキングメモリ、集中と制御”という要素は、発達障害のある人が苦手としていることです。

ASD(自閉症スペクトラム)のある人とADHD(注意欠如・多動症)のある人では、多少苦手の領域が異なることがあります。


ASD(自閉症スペクトラム)のある人は、気持ちを切り替えることが難しい傾向にあります。それに加えて、感情の処理、特に怒りや不安などの感情のコントロールが難しいのです。感情をモニタリングしたり、気持ちの切り替えなどのSST(ソーシャルスキルトレーニング)が効果を発揮することがあります。

ADHD(注意欠如・多動症)のある人は、衝動性があるために感情のコントロールが難しいので、制御することが難しい傾向にあります。ですから、先の見通しを持って行動することや待つことが難しく、目先のことに集中してしまうので、やるべきことを先伸ばししてしまうということにつながってしまうのです。つまり計画力に関する実行機能の弱さです。

実行機能は通常20代ごろまでに発達しますが、なにもしなければ加齢とともに低下していきます。うつ状態や女性ホルモンが低下する生理前、更年期にも実行機能は低下します。そして、ネットゲーム障害やゲーム依存でも低下するということが報告されているので注意が必要です。

発達障害による実行機能の弱さは、本人の努力不足とみなされてしまうことが多くあるのですが、
ただ単にやる気がないのではなく、やる気スイッチが入りづらいという特性があることを理解してあげることが大切になります。

本当にやる気がなかったりサボりやすかったりという場合もあります。特性上やる気を出させること自体が難しいケースもあります。こうしたときは、特性への配慮だけではなく動機付けつまりやる気をアップするのためのサポートも必要になります。

それに気づくことができずに、親が「やればできるはずなのに、どうしてやらないの!」などと叱り続けてしまうことで、子どもの自己肯定感を下げてしまうこともあります。子どもは叱られることを避けるために、親に心を閉ざしてしまうこともあるのです。

当事者の子どもは『「やろう」と思っているのに、「どうしてもやれない」のはどうしてかわからない』という葛藤をかかえていたり、『「やりたくないことを、やらないといけない」気力がどうしても沸かない』という苦しい気持ちを持っていることもあります。

特性による苦手には、周囲のサポートが欠かせません。親のサポートだけでは難しい場合、発達障害専門のカウンセラーに相談するということも有効ですよ。

子どもの発達障害の特性の「弱み」だけに目を向けずに、「強み」に注目していきましょう。
子どもが好きなことや得意だと思えることを増やしていくようにサポートをしていきましょう。
周囲のサポートで、子どもは前向きになれたり、自信を持てるようになったりすることができるようになりますよ。

 
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