こんにちは。
発達障がい支援センターの真鍋良得(まなべりょうえ)です。
子どもは親の行動を見て同じような行動をします。
子どもに注意しても、同じことを繰り返す時、親自身がそのような行動をしていないか見直してみましょう。
たとえば、子どもが食事中に席を立つのをやめさせたいとき、親自身が食事中に席を立っているならそれをやめてみましょう。
子どもに発達障害がある場合、発達障害があるからこのような行動をするのだろうと考えて、それをやめさせようとすることばかりに意識が行くことがあります。
実は発達障害の特性によりそういった行動をしているということだけではなく、親が同じようなことをしているから、ということがあります。
食べ物が口に入っている時に席を立つとのどに詰まったりして危ないから、という理由でやめさせようとする時、親が、自分は大人だから大丈夫、親は忙しいから席を立つこともある、と考えることもあるかもしれませんが、子どもが見ているのは「親も席を立っている」という事実だけです。
子どもが歯磨きをしながら歩くのをやめさせたいなら、親も歯磨きをしながら歩かないとか、親自身の行動を見直してみましょう。
親が自分自身の行動を変えると、それを見ている子どもの意識も変わり、注意したり叱ったりするよりも、望ましい行動が定着しやすくなります。