心理カウンセラーのブログ

発達障害の子どもに伝わる話し方とは

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こんにちは!
発達障がい支援センターの黒瀧素子(くろたきもとこ)です。

子育て中のあなたは、子どもに伝えたいこと、してほしいことがあるときに、


話をきいてくれない・・・
親の言っていることがなかなか伝わらないなぁ・・・
どうしたら親の言うことをきくようになるんだろう?

などということで悩んでいませんか?

発達障害や発達障害の傾向があると、話をきくことが苦手なこともあります。

今回は、『どのように伝えたら発達障害の子どもが親の話をきけるようになるのか』についてお伝えしますね。

発達障害の子どもには、落ち着いたトーンの声で語りかけて伝えることが大切です

発達障害の特性がもとで、なかなか話をきくことができないことがあります。
発達障害といっても、子どもひとりひとりによってそれぞれちがう特性があります。

たとえば、発達障害の子どもに親が子どもにしてほしいことを伝えるときに、ガミガミと感情的に怒った言い方をすると、そんな親の態度の方に気持ちが行ってしまって、肝心の親が伝えたいことが発達障害の子どもに入っていかない可能性が高いです。

なかなか親の言うことをきかない発達障害の子どもには、特に落ち着いたトーンの声で語りかけて伝えることが大切です。

では、どのような声がけをしたらよいのでしょうか。

発達障害の子どもには、具体的に伝えることが大切です

発達障害があると、あいまいな表現ではなかなか伝わりにくいことが多いので、具体的な表現で伝えなければなりません。

たとえば、

あいまいな指示具体的な指示
「ちゃんとおもちゃを片付けようね」「おもちゃを入れる箱におもちゃを全部入れようね」
「〇時までにおもちゃを全部入れようね」
「今すぐゲームをやめなさい」「ゲームをやめて夕ご飯を食べなさい」
「ゲームをやめて宿題をしなさい」
「ちょっと待ってね」「3分だけ待ってね」
「ちゃんとご飯食べようね」「椅子に座ってご飯を食べようね」

というように、何をしたらいいのか具体的な声がけをしてあげることが発達障害の子どもには特に効果的です。

また、「ごはん中に横になってはダメ」などと否定形で注意するのではなくて、「ごはんを食べ終わったら椅子から立ち上がっていいよ」と肯定的に伝えてあげた方が、発達障害の子どもには届きやすい声がけになります。

また、発達障害の子どもの中でも、目から入ってくる情報を受け取る方が得意なタイプ、耳から入ってくる情報を受け取る方が得意なタイプなどあり、それぞれ情報処理の仕方が異なりますので、そこに合わせて指示を出していくことが効果的です。特に目からの情報を受け取る方が得意なタイプだったら、『見える化』して視覚的に伝わりやすいように、文字や写真、イラストで伝えることも効果的です。

ほめるときは、よいことや続けてほしいことをしたときにすぐにすかさずほめることがポイントですよ。

とはいえ、親なので、やっぱり感情的に怒ってしまうこともありますよね。
こうしたらいいとわかっていても、なかなかできないこともありますよね。

そんなことがあっても、できない自分を責めることはしないでくださいね。

本当に子どものために言っているのか?自分自身・親自身のために言っていないか?ということを考えてみてください。

親の愛情から言っていることは、子どもに伝わります。
子どもは親が大好きなのですから。

自分を信じて、子どもを信じてくださいね。

 
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