心理カウンセラーのブログ

子どもが癇癪を起したら

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こんにちは!
発達障がい支援センターの黒瀧素子(くろたきもとこ)です。

子育て中のあなたは、


・子どもが長時間泣き止まない
・子どもが怒りだすと、物を蹴ったり壊したり、壁に穴をあけたりしてしまう
・子どもが感情が爆発してしまうと、大声で泣きわめいて、本人もどうしていいかわからないみたいだけど、親自身も途方に暮れてしまう
・子どもに暴言を吐かれて言い返してしまって、親子ともども傷ついてしまった

などということで困っていませんか?

親や周りの人が何を言っても通じなくて、興奮をともなう混乱状態、いわゆるパニックになっている状態が続く。このような状態は、「癇癪(かんしゃく)」を起こしている状態になります。怒りや不安などの感情を持つことは誰でもありますが、自分の気持ちのコントロールがうまくできないときに癇癪は起こるのです。

赤ちゃんころから見られる癇癪ですが、2~4歳くらいに多く見られるのが一般的です。成長につれてだんだんと落ち着いていくものですが、小学生~大人まで続くこともあります。

たびたび癇癪が起きるからと言って発達障害があるということではありません。でも、

・感情のコントロールが難しい
・相手の気持ちがわかりづらい
・こだわりがある
・他人のペースに合わせるのが苦手
・頭の中で考える前に、行動してしまう
・言葉の発達がゆっくりである

といった、発達障害やグレーゾーンの子どもに強くみられる傾向が、癇癪を起こすきっかけに絡んでいる場合があります。

癇癪がいったん始まってしまうと、親や周囲の人も大変ですが、一番困っているのは癇癪を起している子ども本人。自分でもどうすることもできずに苦しんでいるのです。

癇癪の起きにくい環境を整えてあげましょう。

癇癪は実はイライラした気持ちが段階的に募り、最後に爆発するということが多いので、イライラした気持ちを視覚的に示す絵カードやコミュニケーションアプリなどで自分の気持ちを伝える方法を教えてあげるとよいですよ。

また、癇癪を起こしたときの対処法やルールを、落ち着いているときの子どもと一緒に考えてあらかじめ決めておくことも大切です。たとえば、

・お気に入りのタオルやぬいぐるみをさわる
・家庭・園・学校などでは、特定の落ち着く場所を決めて、不安になったらそこに行くようにする

などです。対処法やルールを決めると、怒りの感情に飲み込まれないようで、子どもが自分で冷静さを取り戻すことができるようになっていきます。

癇癪を起すことが続くと、本人も周りの大人も疲れ切ってしまうこともありますが、一番困っているのは癇癪を起している子ども本人だという視点でサポートしてあげられるといいですね。

 
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