心理カウンセラーのブログ

愛着形成のために大切なたった一つの言葉

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こんにちは!
発達障がい支援センターの黒瀧素子(くろたきもとこ)です。

子育て中のあなたは、お子さんとの関係をうまく築けていますか?

『愛着形成』という言葉を知っていますか?

『愛着形成』とは、子どもが特定の他者に対して持つ、情緒的な絆のことを言います。
幼少期に親子の愛着形成がうまくいっていないと、愛着形成不全(愛着障害)という一連の心の問題が起きてくることがあります。


愛着形成不全(愛着障害)の例

・自己否定感が強い
・人との距離感があまりうまく持てずに、過度に人を恐れたり、誰に対してもなれなれしいということが起きる
・人を信用できない
・依存心が強い
・反抗期がなかった
・感情的になってしまった時に涙が出てしまう

愛着形成不全が起こる原因としては、両親が別れてしまったり、亡くなってしまうなど環境の変化や、子どもを否定してしまったり、子どもの主体性をうばってしまったりなどの養育の仕方の問題、そして、発達障害など、発達の凸凹が子どもにあって、親にうまく接することができなかったり、親の愛情を感じとる力が弱かったりと子ども側に要因がある場合などがあります。

「なんでそんなことばかりしてしまうの?」
「そんなことをしていたら、ダメ人間になってしまうよ」
「ほんとうにだらしないわねぇ」

などと、子どもを否定的に育ててしまっているかもしれない。

「○○できない子はいい子じゃないよ」
「あなたはこの学校に進むことが幸せなんだよ」

というように、子どもの主体性を奪ってしまっているかもしれない。

愛着形成がうまくいっていないのではないか?
そのように思い当たる節がある方もいらっしゃるかもしれません。

いままでの育て方が悪かった、と自分を責めないでくださいね。

自分を責めることは、なにもいいことはありません。

短い時間(長くても5分)反省するのはいいですが、
親自身、自分を責めるくらいなら、これからどうしたらよくなるかにぜひご自身のエネルギーをつかってくださいね。

そのように子どもを否定的に育ててしまったり、主体性を奪って育ててしまったりする親は、
本当は子どものためを思って、愛情だと思ってやっていることもあります。

親の中に、

”○○でなければいけない”
”□□がこの子にとっての幸せなのだ”という価値観があるのです。

親の価値観を押しつけてしまう形になっていては、子どもも苦しくなってしまいます。

もし、我が子と愛着形成がうまくいってないな、と感じたなら、
親自身の価値観を見つめなおして、子どもを幸せにする価値観に変えていく必要がありますよ。

価値観を変えるって、意外とすぐにできることではないときもあります。

親自身の育ってきた過程で身につけた価値観は、親の親から植えつけられているものである可能性があり、特に自我が芽生える前に身につけた価値観は、変えるのに時間がかかるものです。

わが子との関係をよくしたい!と思っても、時間がかかることもありますが、
まず大事なのは、無条件の愛を子どもに伝えていくことです。

無条件の愛を伝える言葉は、

「生まれてきてくれてありがとう」

です。

毎日、子どもの目を見て伝えましょう。

『生まれてきたこと』、これは条件がないのです。
どんな子どもにも条件がなく愛されていることを伝えることができますよ。

 
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