心理カウンセラーのブログ

発達障害の方の自己肯定感が下がりやすいメカニズムと改善方法

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こんにちは、発達障がい支援センターの神谷今日子です。

発達障害の方は、自己肯定感が低かったり、それによって二次障害を引き起こしたりしやすい傾向があるのをご存知でしょうか?

自分は、できない人間だ。

どうせ私はバカだ。

私は能力がない人間だ。

自分は、できない人間だから、人一倍頑張らなくてはいけない。

…etc


こういった風に思っている発達障害の方はとても多く、そのために、うつ病や不安障害などの二次障害になりやすいのです。


では、なぜ、発達障害の方は、自己肯定感が低くなりやすいのでしょうか?

その一つに、人からの言葉や自分自身を多面的に捉えることが苦手な傾向があるからです。

例を挙げると、

・人からバカと言われたら、私はバカなんだ。となりやすい。
・これが正しいと言われたら、これが絶対に正しくて、それ以外は間違っているんだ。となりやすい。

ということです。


言い換えると、0か100になったり、過剰に一般化したり、認知のゆがみが起こりやすいということです。


つまり、発達障害の方は、多面的に捉えるのが苦手な特性のために、認知のゆがみが起こりやすく、自己肯定感が低くなりやすいということですね。


では、どうしていけば、いいのでしょうか?


1.環境を変える


まずは、発達障害の方のいる環境を変えるという方法です。

発達障害の有無にかかわらず、
「お前はクズだ」などのひどい言葉を言われ続けるような環境や、
「これくらい、普通はできなければいけないよ!」など、特性を否定されるような環境ばかりにいると、
どうしても、自己肯定感は下がりやすくなりますよね。

ですので、こういった環境からはなるべく離れて、
「ありのままでいいんだよ」
「誰しもが可能性に満ちあふれている」

そんな、受容ベースの環境に身を置くことで、自己肯定感を回復していくことができます。


2.認知のゆがみを改善する


1つ目に、環境を変えようというお話をしましたが、自己肯定感が下がりきっている発達障害の方の場合、 受容ベースの環境にいると、生ぬるく感じたり、居心地が悪かったりすることがあります。


例として、褒められても、それを受け取ることができなかったり、「何か裏があって褒めているのでは?」と考えたりしてしまうのです。


その場合、認知のゆがみを改善していくことがおすすめです。

認知がゆがんでいる場合、一つの捉え方しかできなくなっていて、他の視点での捉え方が目に入らなくなっています。

自分はこうだ!これが正しいんだ!となり、他の視点や意見が耳に入らなくなってしまうのですね。

そこを、客観的な視点で、捉え直していくのです。
メタ認知を高めるとも言えますね。

・自分は何もできないと思っていたけど、できていることもあるなぁ。

・これが絶対正しいと思ったけど、これはこの視点から見た正しさで、こっちが正しいと思う人もいるよなぁ。

こんな風に、より、多面的に捉えられるようになっていくのです。


3.基準そのものを取っ払う


そもそも、自己肯定感が低いということは、何かしらの基準があり、それによって自分自身をジャッジしています


例えば、外見が良くないから、自分を肯定できないという方がいらっしゃいます。
こういった方の場合、「外見が良くならないと、自分を肯定することができないから、自己肯定感を取り戻すのは無理じゃないか!」と思いますよね。

ただ、そもそも、どうして外見が良くなければいけないのでしょうか?
「自分の外見が良くない」と思っている人は、全員、自分を肯定できていないのでしょうか?


そんなことはありませんよね。
外見の良い悪いは、あくまで、基準でしかありません。

そして、この基準こそが、あなたが過去の経験で身につけてきた「観念」なのです。


例えば、

・「普通でなければいけない」という基準(観念)を持っている人は、発達障害の自分を肯定することは難しくなります。

・「嫌われてはいけない」という基準(観念)を持っている人は、地球上に誰か1人でも自分を嫌う人がいたら、自分を肯定することができなくなります。

・「人生において失敗してはいけない」 という基準(観念)を持っている人は、一度でも失敗や挫折の経験があると、自分を肯定することができなくなります。

つまり、基準(観念)があることで、その基準で自分自身をジャッジし、自己肯定感が持てなくなるのです。

基準(観念) は、過去の経験から身につけます。
多くの場合、幼少期に身につけた「観念」が、今の自己肯定感の低さのベースになっています。

・こうでなければ、愛してもらえない

・こうしなければ、認めてもらえない

などですね。


その観念を手放すことで、条件付けではなく、ただありのままの自分を肯定することができるようになります。

何かができたから自分を肯定する・何かの基準を満たしたから自分を肯定するといった自己肯定感ではなく、
何かができてもできなくても・何かの基準を満たしても満たしていなくても、そのままの自分をただそのまま肯定できる、
本当の自己肯定感が身につくのです。


二次障害のある発達障害の方のカウンセリングでは、主にここをじっくりと見ていきます。



ということで、まとめると、

・発達障害の方の自己肯定感が下がりやすいメカニズムの一つに、 多面的に捉えるのが苦手な特性のために、認知のゆがみが起こりやすく、自己肯定感が低くなりやすいというものがある。

・環境を変える・認知のゆがみを改善する・基準を取っ払うことで、 ありのままの自分を肯定することができるようになる。

ということでした。


参考になれば幸いです。


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では、今日は心理カウンセラーの神谷今日子がお送りしました。

 
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