![](https://www.skill-t.org/wp-content/uploads/2021/10/4911684_s-300x215.jpg)
こんにちは。発達障がい支援センターの水野幸子です。
思春期と聞くと、親御さんはどのようなことを連想するでしょうか。
・反抗期
・関わるのが難しい時期
・大人になっていく過程
・自我ができる時期
など、いくつか浮かぶのではないでしょうか。
思春期は、心身ともに、子どもから大人へ急激に変化していく時です。
親御さんの思春期を思い出してください。
・すぐにイライラする
・親に何か言われるとムカつく
・怒りが抑えられない
・家の壁を壊した
など、我ながらすごかった、と思われた親御さんもいらっしゃるのではないでしょうか。
![](https://www.skill-t.org/wp-content/uploads/2021/10/22458961_s-300x200.jpg)
思春期には、成長ホルモンや性ホルモンが急激に増え、肉体的にも感覚的にも苦しい時期です。
大量に分泌されたホルモンは、脳内にも刺激を与えます。
その刺激によって、イライラ、ムカムカすることが起こるのです。
思春期は、子ども本人も自分で感情のコントロールをするのが難しい時期なのです。
定型発達のお子さんも、悩みながら自我同一性(アイデンティティー)を確立していきます。
発達障害のお子さんも、アイデンティティーを確立していきます。
ただ、思春期を迎えるまでに、なんとなく自分に感じていた違和感、他者との違いに対面することになります。
・やっぱり私はみんなと違うんだ。
・みんなと違う私はダメなんだ。
・みんと同じようにできない私はダメなんだ。
・私はふつうの生き方ができないんだ。
・私は不完全な人間なんだ。
と、自己否定感を強くしていくのです。
発達障害のお子さんは、なぜ、ここまで自分を否定してしまうのでしょう。
それは、みんなと違うことを、欠点ととらえてしまうからです。
欠点は、発達障害のお子さんにとっては、劣等感をもたらし、強固にしていくものなのです。
このままでは、発達障害のお子さんは、劣等感と自己否定感を増幅させて、苦しくなるばかりです。
発達障害のお子さんは、幼い頃から、
なぜ、みんなと同じようにできないの?
と、注意をされていることが多いです。
そのために、自分とみんなの違いを見つけた時に、できないこと。いわゆる短所にしか目がいかないのですね。
![](https://www.skill-t.org/wp-content/uploads/2021/10/22365360_s-300x200.jpg)
発達障害のお子さんの親御さんには、発達障害のお子さんに、長所に目を向けることを教えてあげてほしいのです。
・○○が得意だよね。
・集中力がすごいよね。
・○○のこと本当に大好きだよね。
・○○のことよく知ってるよね。
普段から、何気なく伝えてあげてください。
それでも、発達障害のお子さんは、
○○ができても、これができないから、私はダメなんだ。
と、長所も含めて、自分の事を全否定しがちです。
全面的自己否定を、自己肯定に変えていくには、発達障害のお子さんが、自己受容をしてくことが大切です。
長所も短所も、得意なこと、苦手なことも含めて、それが自分なんだ。
それが、世界に一つしかない大切な個性なんだ。
と、発達障害のお子さんが、気付くことが大切です。
そして、発達障害のお子さんが、出来ないことに目を向けるのではなく、
・今、できていること
・これからできるかもしれないこと
に目を向けて、自分探しをしていけるといいですね。
大好きなこと、得意なこと、特性をプラスにドンドン伸ばしていきましょう。
プラスに目が向くことで、劣等感を克服していきましょう。
親御さんは、発達障害のお子さんの良いところを、教えてあげてください。繰り返し、伝えてくださいね。
発達障害のことをもっと勉強したい。
発達障害のお子さんのフォローの仕方がよく分からない。という方は、
発達障がい支援センターの無料メルマガに登録をしてみませんか。
こちらをクリックしてくださいね。
⇩ ⇩ ⇩ ⇩ ⇩ ⇩ ⇩
『発達障がい克服!無料メルマガ』
それでは、楽しい1日をお過ごしください。
発達障がい支援センター、水野幸子でした。