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発達障がい支援センター
小蔦美奈子(こつたみなこ)です。
発達障害のあなたは、
今年は年賀状を送ったでしょうか?
私は毎年、年賀状を送っているのですが、
先日何かの拍子で、
お年玉付き年賀はがきの
当選発表があったことに気がつきました。
![](https://www.skill-t.org/wp-content/uploads/2021/02/2214747_s.jpg)
手元にある年賀はがきを
調べてみると…全て外れていました。
そして、一等の商品を見て
少し驚きました。
それは、「現金30万円」かもしくは
「電子マネー31万円分」だそうです。
![](https://www.skill-t.org/wp-content/uploads/2021/02/2197305_s.jpg)
お年玉付き年賀はがきは1950年(昭和25年)から始まり、
当時の賞品は「ミシン」だったそうです。
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1970年代は「コンパクカメラ」「カラーテレビ」「電子レンジ」
となり、ハイテク産業の全盛期を象徴していますね。
1980年代は「ワイドテレビ」「カーナビ」
「MDコンポ」「乾燥機付き洗濯機」のいずれかを
選べるようなりました。
そして時代は平成に入り、「1万点以上の商品・旅行・体験プラン
から選ぶか現金10万円」というものに代わり、
その年のニーズに合ったものを選んでいるようです。
令和に入った今では、
いつの間にか賞品が賞金になり、
電子マネーも一般化されつつあり、
資本主義が少しづつ飽和してきているのが
伺えますね。
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発達障害のあなたは、
夢中になっているものはありますか?
その、夢中になっているものは、
発達障害のあなたにとって、
『趣味』ですか?それとも、
『依存』でしょうか?
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発達障害のあなたは、
『趣味』と『依存』の違いを
見分けられるでしょうか?
結論から先に言いますね。
『趣味』と『依存』の違い、
それは、
自分の成長になっているのか
他者が応援してくれているのか
この2つの質問に
『YES』と言えるのでしたら、
私も応援したいと思います。
けれども、いずれの2つとも
当てはまらない場合は、
改善した方がいいかもしれませんね。
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なぜなら『依存』は
心にも、身体にも
悪影響を及ぼしてしまうのです。
アメリカの調査によると、
治療を求めて医療機関を受診する
ギャンブル依存症の25%はADHDであった
という報告が上がっているのです。
発達障害のあなたが、
生きにくさを感じて、
衝動的にアルコールや
ギャンブル、買い物にはまってしまうのも
無理はありません。
私も以前、買い物にはまって、
お給料のほとんどを、
洋服代に使っていた時期もあったのですから。
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けれども一度、
苦しみから逃れようと、
アルコールや買い物、ギャンブルに
はまってしまうのはとても危険です。
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なぜなら、
脳がそれを覚えて、
自分ではいけないことだと
思っているにも関わらず、
気がついたら飲んでいる、買っている、
お金をつぎ込んでいるということに
なりかねないのです。
苦しみが、苦しみを呼んでしまうのです。
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苦しみから一時的に逃れられても、
現実は、何も変わらないことに
落胆し、取り戻すことのできない
「時間」「お金」「信用」が
なくなっていることに後悔してしまうのです。
それではどうしたらいいのでしょうか?
それは、
発達障害のあなたが『本気』で
取り組めることを見つければいいのです。
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なんでもいいのです。
自分が成長できること、
他者が応援してくれることさえ
気をつければいいのです。
例えば、
・本気で料理を作る
・本気で歩く
・本気で走る
・本気でボルダリングをする
・本気で電話を取る
・本気で本を読む
・本気で釣りをする
・本気で歌を歌う
・本気で空手を習う
発達障害のあなたが、
本気でできそうなことを
やってみるのです。
そして、それが3ヶ月
続くことができたのなら、
あなたの『趣味』や『習慣』に
なるのです。
発達障害のあなたが
本気を出さないで身につけられたことは
今まであったでしょうか?
本気でなければきっと
楽しくないのでは
ないのでしょうか?
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最後に、
発達障害のあなたに質問があります。
発達障害のあなたは、
本気で呼吸をしていますか?
今更何を聞くのかと思いますよね。
この、当たり前の呼吸こそが
とても大切なのですよ。
衝動的に頭がカーッと
なっている時には、
呼吸が驚くほど浅くなっているのです。
呼吸が浅くなっていると
交感神経が活発になり、
ストレスホルモンのコルチゾールが
分泌されます。
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それを一時的に抑えてくれるのが、
深い呼吸なのです。
つまり、深呼吸ですね。
呼吸とは、
息を吐く→息を吸うという意味です。
深呼吸とは、
息を先に吐いてから、
たっぷりと、鼻から吸うことなのです。
吐くのは口でもいいのですが、
吸うのは『鼻』でなければなりません。
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なぜなら、鼻から息を吸うことで
一酸化窒素が大量に作られ、
血液が酸素を取り込む量を増やし
身体中に送ることができるのです。
すると、血管を柔らかく、
血流をアップすることで、
衝動的になっていた脳が
落ち着いてくるのです。
衝動的になってしまうのは
仕方がありません。
私も、あなたと同じ気持ちの
時はあります。
けれどもその時に、
呼吸に意識をすることで
冷静になることができるのです。
あっ、今私は怒っている、と。
怒ることは決して
悪いことではありません。
なぜなら、
喜怒哀楽があるのが人間なのですから。
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大切なのは、気づくことなのです。
今の感情に気づくことができれば、
あとは今の呼吸に意識をするのです。
1分でもいいのです。
呼吸を意識している間に、
他のことを考えている時には、
「あっ、今〇〇のことを考えていたんだな」
と気づき、また、呼吸していることに
意識を向けるのです。
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そして、スーッと
深呼吸をすることで、
カーッとした脳が
落ち着いてきますよ。
そこから、
発達障害のあなたが
『本気』になれることを
見つけてくださいね。
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