![](https://www.skill-t.org/wp-content/uploads/2021/02/3213091_s.jpg)
発達障がい支援センター
小蔦美奈子(こつたみなこ)です。
発達障害のあなたは、
通信販売で買い物をしたことは
ありますか?
雑貨はもちろん、
食品や電化製品まで、
色々なものが買えて本当に
便利な世の中になりましたね。
![](https://www.skill-t.org/wp-content/uploads/2021/02/4273616_s.jpg)
私は先日、通信販売のアマゾンで
「あれ」を買いました。
「あれ」、です。
![](https://www.skill-t.org/wp-content/uploads/2021/02/2388764_s.jpg)
「あれ」が壊れて使えなくなってしまい、
少し不便でした。
使えなくはないのですが、
肝心な「あれ」がないと、
ベランダの植物に水を与えにくいのです。
発達障害のあなたは、
「あれ」が何かわかりましたか?
正解は…
![](https://www.skill-t.org/wp-content/uploads/2021/02/557744_s.jpg)
ホースリールです。
ジョウロだと思った方は
とても惜しいですね。
ほぼ、正解なのですが、
シャワーヘッドが壊れて
使えなくなってしまったのです。
私は通信販売で買い物をするときに
必ずレビューを見てから品定めをします。
この、レビューには、
人それぞれの『観念』が見えてきて
とても参考になります。
![](https://www.skill-t.org/wp-content/uploads/2021/02/4335532_s.jpg)
『観念』とは、
マイルール、主観的な価値観、
思いこみ、レッテルなどと言います。
![](https://www.skill-t.org/wp-content/uploads/2021/02/4472597_s.jpg)
同じものを使っていても、
・使いにくい
・値段の割には粗悪品
・すぐ壊れた
・今までより使いやすい
・色が思ったより綺麗
などと、様々な観念が閲覧できて
とても興味があります。
発達障害のあなたも、
通信販売を利用するときには、
ぜひ、レビューを見てくださいね。
話は戻りますが、
発達障害のあなたは、
「あれ」「これ」「それ」と言われたときに
困った経験はあるでしょうか?
![](https://www.skill-t.org/wp-content/uploads/2021/02/2678919_s.jpg)
「あれを持ってきて」
「それを持って行って」
「これを適当にまとめて」
そんなこと言われても…
一体どれ???
何のこと???
適当が一番難しいのに…
![](https://www.skill-t.org/wp-content/uploads/2021/02/4065837_s.jpg)
私もあります。
実は、ホースリールという名前を検索するまでに
「あれ」は何ていうのかな?
などと、正式な名称が
わからずに困っていたからです。
発達障害のあなたは特に、
コミュニケーションがうまくいかずに
辛い思いをしたことが
あるのではないのでしょうか?
時に、仕事の時には
とても苦労することがあると思います。
例えば上司に
「あれ、持って来てくれる?」
と言われた時、
パニックになりますよね。
そんな時には、
「あれですか?あれは〇〇ですか?
それとも〇〇ですか?」
![](https://www.skill-t.org/wp-content/uploads/2021/02/3820630_s.jpg)
などと、
勇気を出して聞いてみてください。
それが、
コミュニケーションの第一歩になるのです。
![](https://www.skill-t.org/wp-content/uploads/2021/02/4191269_s.jpg)
『聞くことは、いっときの恥
知らないことは一生の恥』
などと言いますよね。
お互いに、良い関係を保つためには
何より、
コミュニケーションが一番大切なのですから。
時には、
「それくらいもわからないのか」
などと言われることもあるでしょう。
けれどもそれでも、
発達障害のあなたは
決して諦めないでくださいね。
![](https://www.skill-t.org/wp-content/uploads/2021/02/2006402_s.jpg)
なぜなら、
発達障害のあなたを怒る人は、
自分のことをわかって欲しいという思いから
少しイライラしているだけなのです。
![](https://www.skill-t.org/wp-content/uploads/2021/02/4212355_s.jpg)
もしくは、
発達障害のあなたを怒る人は
自分があなたより上に立ちたいと思って
いるだけなのです。
もしかしたら、
「あれ」「これ」「それ」が
初めて聞く名前かもしれません。
![](https://www.skill-t.org/wp-content/uploads/2021/02/4022813_s.jpg)
発達障害のあなたのことを
笑って許してくれる人も
必ずいるのですから。
![](https://www.skill-t.org/wp-content/uploads/2021/02/1537241_s.jpg)
人は、
それぞれの立場に優劣はないのですから。
人は、対等な生き物なのですよ。
ここで、あなたに1つ
サイトウアカネさんという発達障害の方の
体験談をお話ししますね。
発達障害の彼女が学生の頃、
理科の授業で実験があったそうです。
![](https://www.skill-t.org/wp-content/uploads/2021/02/2049046_s.jpg)
彼女のグループは4人で
男子生徒2人、女子生徒2人で
もう1人の女生徒はテキパキ動くタイプ。
実験はもう1人の女生徒が仕切って
着々と進み、そのうち彼女に
「それを持って来て」
と言われ、「それ?」が何なのかわからず
目の前にある試験管を手渡し
「それでいいのかな?」
と聞くや否や、
その女生徒は手元の試験管に入っていた液と
混ぜると…
![](https://www.skill-t.org/wp-content/uploads/2021/02/1412746_s.jpg)
火花が散り、煙が立ち込めて
実験は中止になってしまいました。
発達障害の彼女は、
違う「それ」を手渡したことで、
その女生徒が確認しないで実験を続けて
しまったことは責められず、
わざと違うものを手渡したということになり
発達障害の彼女が悪者になってしまったそうです。
![](https://www.skill-t.org/wp-content/uploads/2021/02/325789_s.jpg)
彼女は否定も肯定もせずにただ
立ちすくんでいました。
(発達障害の当事者である、サイトウアカネさんの
ブログから抜粋させていただきました)
相手はあなたではありません。
そしてあなたも相手ではありません。
そしてお互いのことを知るために
『言葉』というものがあるのです。
『言葉』を省略しすぎると
簡単なメッセージすら
見逃してしまいます。
![](https://www.skill-t.org/wp-content/uploads/2021/02/3552364_s.jpg)
そして、ことが重大になった時にようやく
ちゃんと確認しておけばよかった…と
後悔してしまうでしょう。
ですので、
発達障害のあなたがもし、
「あれ」「これ」「それ」
と言われたときには、
必ず具体的な『言葉』で確認することを
忘れないでくださいね。
私も他者から
「あれ」「これ」「それ」と言われた時には
必ず具体的な『言葉』で確認しています。
それが人間であるための大切な
コミュニケーションツール
なのですから。
![](https://www.skill-t.org/wp-content/uploads/2021/02/4353379_s.jpg)