心理カウンセラーのブログ

ADHDの子のつらさに気づいてあげよう

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こんにちは、
発達障がい支援センターの真鍋良得です。

ADHDの子どもは、周りから見ると「明るくて活発」「行動力がある」「人付き合いもできる」と感じられ、「この子なら、なんでもできそう」と思われることがあります。

実は、ここにADHDの子どもが抱えるつらさの一つがあります。

「できそうに見える」からこそ、責められてしまう

たとえば、元気に学校へ行き、友だちとも楽しそうに過ごしている。

そんな姿を見ていると、

「しっかりしている子」
「この子はほっといても大丈夫」

と思うかもしれません。

ところが実際には、忘れ物が多かったり、時間を守ることが苦手だったり、計画を立てて行動することが難しかったりすることがあります。

本人も「ちゃんとやろう」と思っているのに、なぜかうまくいかない。

そして、周囲からは、

「やればできるでしょ」
「なんでこんなこともできないの?」
「いつも失敗しているじゃない」

と言われてしまう。

できないこと以上に、「できるはずなのに、なぜできないの?」と思われて、理解してもらえないことが、つらさにつながることがあります。

本人も「なぜできないのかわからない」ことがある

ADHDの子どもは、わざと忘れているわけでも、怠けているわけでもありません。

「明日は忘れないようにしよう」と思っていても、翌日には忘れてしまう。

「早く準備しよう」と思っているのに、途中で別のことに気を取られてしまう。

「今度こそ失敗しない」と決めても、同じような失敗を繰り返してしまう。

本人としても、

「どうして自分はできないんだろう」

と悩んでいることがあります。

それなのに、「できそうに見える」という理由で、周囲から高い期待をされてしまう。

そして、期待に応えられないたびに責められる。

その積み重ねによって、自信をなくしてしまうことがあります。

「困ったことをする子」ではなく「困っている子」

大切なのは、目の前の失敗だけを見るのではなく、その子の内側にも目を向けることです。

「また忘れた」ではなく、

「忘れないようにするために、どんな工夫が必要なんだろう?」

「どうしてうまくできなかったんだろう?」

と考えてみる。

そして、

「ちゃんとしなさい」

と叱るだけではなく、

「一緒にやり方を考えてみよう」

と関わってみる。

ADHDの子どもは、活動的で元気に見えるからこそ、その裏側にある苦労が見えにくいことがあります。

「明るいから大丈夫」
「元気だから困っていない」
「できそうに見えるから、もっと頑張れるはず」

と決めつけないことが大切です。

その子がどれだけ頑張っているのか。

どんなところでつまずいているのか。

そして、「自分では頑張っているのに、どうしてわかってもらえないんだろう」と苦しんでいないか。

そこに気づいてあげることが、子どもを支える第一歩になります。

ADHDの特性を「軽い」「大したことはない」と決めつけるようなことはせず、子どもの立場に立って考え、その子にとって何がつらいのかを、その子の目線で見てあげる。

「困ったことをする子」ではなく、「困っている子」かもしれない。

そんな視点を持つだけでも、子どもへの関わり方は変わっていくのではないでしょうか。

 
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