
そのイライラは「ダメな証拠」ではなく、あなたの“がんばり”が限界まで来ているサインです
こんにちは、
発達障がい支援センターの真鍋良得です。
「なんであんなに怒っちゃったんだろう…」
「優しくしたいのに、またきつい言い方をしてしまった…」
これは、発達障害があるお子さんを育てている親御さんから、
たくさん聞く言葉です。
そして多くの方が、
怒ってしまった自分を責め、落ち込み、
「私は親としてダメなのかな…」と
心の中でつぶやいてしまいます。
でもね、どうか覚えていてください。
怒ってしまうのは “愛情がないから” ではありません。
むしろその逆で、
「なんとかしてあげたい」
「わかってほしい」
そんな強い思いがあふれている証拠なんです。
怒りの奥には、あなたの本音が隠れている
怒りという感情は、いきなり湧くわけではありません。
その下には必ず、こんな気持ちがあります。
- 「どうしてわかってくれないんだろう…」という 不安
- 「自分の育て方が悪いのかな…」という 焦りと自責
- 「もう限界、しんどい…」という 悲しさや疲れ
怒りは、“心が限界に近づいているサイン”なんです。
弱いから怒るのではありません。
むしろ、ずっと頑張り続けてきた強さの証 なんです。
大切なのは「怒らないように頑張る」ことではなく
「なぜ怒ってしまうのか」を知ること
怒りを抑えようとすると、さらに苦しくなります。
でも、怒りの理由に気づくと心は少しずつ落ち着いていきます。
「私は本当はどうしたかったんだろう?」
「いま何がつらかったのかな?」
自分自身にそっと問いかけてみてください。
ただ気づくだけで、イライラは自然と小さくなっていきます。
あなたの心にも、
子どもに向けているような優しさを向けてあげて大丈夫です。
ひとりで抱え込まないで。
気持ちを話すだけで、世界は変わりはじめます
もし今、
「もういっぱいいっぱいでつらい…」
「どうやって関わればいいかわからない…」
そんな気持ちがあるなら、
一度、専門家や経験者に話してみてください。
アドバイスが欲しいときはもちろん、
ただ気持ちを整理するだけでも、
目の前の景色が少し明るく見えはじめます。
あなたがこれまで頑張ってきたことは、
すべてちゃんと子どもに伝わっています。
どうか自分のことも大切にしてくださいね。
あなたも、お子さんも、
少しずつでいい。
ゆっくりでいい。
今日も十分がんばっているはずです。