心理カウンセラーのブログ

そのままのあなたで大丈夫

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こんにちは、
発達障がい支援センターの真鍋良得です。

今回は、発達障害のお子さんを持つ、ある女性の体験談をご紹介します。


小さな“できない”から始まった心配

「また忘れ物…」
小学校の連絡帳を見ながら、私はつい深いため息をつきました。
息子は毎日のように宿題や持ち物を忘れます。体育の時間にジャージを持ってこなかったり、給食当番の日にエプロンを忘れたり。

そんな様子を見て、「ちゃんとしなきゃ」「みんなと同じようにできなきゃ」と焦る気持ちが、私の中でどんどん膨らんでいきました。

ある日、先生から「もしかしたら発達障害の特性があるかもしれません」と言われました。
正直、その言葉を聞いたときは、胸の奥がずしんと重くなりました。
「この子の未来は大丈夫なんだろうか」そんな不安ばかりが頭を占めました。

“特性”を知った日

専門機関で相談し、検査を受けた結果、息子はADHDの特性があるとわかりました。
帰り道、息子は笑いながら「ぼく、特別な頭なんだって!」と言いました。
私はびっくりしました。「え?落ち込んでないの?」と。

その笑顔を見て、はっとしました。
私が「できないこと」にばかり目を向けていたけれど、息子は自分のことを“面白い個性”として受け止めているのかもしれない。

無理に“普通”に合わせない

それから、私は考え方を少しずつ変えました。
忘れ物を減らすために、「自分で全部覚える」ではなく、「家のドアに持ち物リストを貼る」方法を取り入れました。
板書が苦手な時は、黒板をスマホで撮影して一緒に見返しました。

これらは、特別扱いでもズルでもありません。
視力が悪い人がメガネをかけるのと同じように、「特性に合わせた環境づくり」です。

不思議なことに、この工夫を始めてから、息子は前よりも自信を持って学校へ行くようになりました。

「そのまま」で輝く瞬間

息子には苦手も多いけれど、驚くほど得意なこともあります。
好きな昆虫のことになると、百科事典並みの知識を披露し、友達に先生のように説明します。
私は、その集中力と情熱を見て、「この子はこの子のままで、ちゃんと輝ける」と確信しました。

すべては“その人らしさ”

発達障害は、治すべき病気ではなく、その人の個性やキャラクターの一部です。
白を目指す必要はありません。
黒やグレーのままでも、その色だからこそ咲く花があります。

大切なのは、特性を否定せず、その人らしく生きられる場所や方法を見つけること。
そうすれば、どんな特性を持っていても、ちゃんと幸せに生きることができます。

「そのままで大丈夫」


あなたも、そしてあなたの大切な人も、ありのままで幸せになれるのです。

 
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