
こんにちは、発達障がい支援センターの水野幸子です。
梅雨なのに、暑い日が続いていますね。
この気温の変化で、体調を崩しているお子さん、親御さんもいらっしゃると思います。
特に、鈍麻のお子さんは、服装で体温調節をすることを忘れると、大変なことになります。
周りの子の服装を見て、みんなが半袖なら上着を脱ごうね。というルールを決めておくことが大切になります。
発達障害のお子さんの中には、「みんな」をどのくらいと判断するのかが難しい場合があります。
仲の良い友達がいて、同じような服装で遊んでいて、友達も発達障害のお子さんも体調不良になるようなことがないのなら、仲の良い友達の真似をしていく、というルールにするのも一つの方法です。
特定の子の真似をしていくときは、手本にさせて欲しいことを友達の親御さんに話をしておきましょう。
発達障害のお子さんは、特性にあわせてある程度の約束事、ルールを決めておくと、お子さんが生活しやすくなります。
ルールを決める時のポイントは
・ルールを決める理由をお子さんに説明して、納得してもらう
・お子さんと一緒にルールを作る
・定期的にルールの見直しをして、お子さんに合うように調整をしていく
ことです。
例えば、鈍麻のお子さんには、
お子さんが服での体温調節をしないでいると、熱中症で倒れてしまう危険があることを説明します。
お子さんによっては、熱中症がどういうことなのか理解していない場合もあります。
熱中症になるとどうなるか分かる?と聞きながら、どんなことが身体に起こるかも説明できるといいですね。
すでに、熱中症を体験したことがあるお子さんには、あの時つらかったよね。もうあの辛さは嫌だよね。と、自分を守る必要があることを話してあげましょう。
服装で調整をするときに、お子さんが何を手本、基準にするのが一番わかりやすいのかを話していきましょう。
親御さんがわかりやすいと思っていることと、お子さんがわかりやすいと思っていることは違う場合があります。
基準は、おこさんがわかりやすいのが一番です。できる限り、お子さんに合わせられるように工夫をしていきましょう。
定期的なルールの見直しは、お子さんの成長や、季節の変わり目で行うのが、わかりやすくていいですよね。
ルールを決めることで、発達障害のお子さんも、親御さんも、生活しやすくなるようにしていきましょう。
気候変動に対応できるように、体調管理をしていきましょう。
お身体、ご自愛くださいね。