
「なんでこんなに疲れやすいんだろう…」
「うまく集中できない自分がいやになる…」
「気持ちの切り替えがうまくできない…」
そんな悩みを抱えながら、日々頑張っている方へ。
こんにちは、
発達障がい支援センターの真鍋良得です。
もしあなたが発達障害の特性と向き合っているなら、
“運動”が心と体を整えるやさしいサポートになるかもしれません。
今回は、大人の発達障害を持つ方が、無理なく取り入れられる運動とその効果について、わかりやすくお伝えします。
そもそも、運動ってなぜいいの?
運動は、ただ体を鍛えるだけではありません。
💡脳や心にうれしい変化をくれる
- 気持ちが前向きになる(ストレス軽減・気分の安定)
- 集中力が高まりやすくなる
- イライラや不安がやわらぐ
- 睡眠の質がよくなる
これは、運動によって「セロトニン」や「ドーパミン」といった脳の神経伝達物質がバランスよく分泌されるためです。
発達障害のある方は、こうした脳内物質が不足しやすい傾向があるとされ、運動はそのバランスを整える助けになります。
運動=ジム通いじゃなくて大丈夫!
「運動って言われても…体力ないし、うまく体を動かすのが苦手」
そんなふうに感じる方も多いと思います。
発達障害のある人の中には、運動そのものが苦手だったり、体の使い方に戸惑いを感じる方もいます。
でも、大丈夫です。
自分ができる範囲で、楽しめるやり方でOKです!
たとえばこんな運動がおすすめ
1. ウォーキング(散歩)
・最初は1日10〜20分でもOK
・近所をゆっくり歩くだけでリラックス効果あり
・無理せず、自分のペースで歩けるのが魅力です
2. ストレッチやヨガ
・寝る前や朝起きたときに軽く体を伸ばすだけでも◎
・呼吸とあわせて行うと、心も落ち着きます
3. イスに座って体をゆらす・手足を動かす
・「これって運動になるの?」と思うような動きでもOK
・好きな音楽に合わせて体を揺らすだけでも、気分が変わります
4. 掃除や片付けなどの“生活の中の運動”
・モップをかけたり、物を運んだり、体を使う動作は立派な運動!
・「今日はよく動いたな」と自分をほめてあげてくださいね
運動が“安心の習慣”になると…
運動は、ただの健康法ではなく
「自分を整える習慣」になります。
発達障害をもつ方の中には、日々のストレスや社会の中での違和感を強く感じる方も少なくありません。
だからこそ、自分のペースで体を動かすことが、
気持ちを落ち着け、自分を信じるための大切な時間になってくれるのです。
小さくはじめて、大きな安心に
大事なのは、がんばりすぎないこと。
「今日はイスに座って肩まわしができた」
「5分だけ外を歩いた」
それだけで十分。
あなたにとって心地よい、ムリのない“運動の形”を見つけてください。
運動は、誰かと比べるものではなく、あなた自身のペースで続けていいものなのです。
あなたのやさしい味方として
運動は、あなたの“特性”を責めるのではなく、
そのままのあなたを支えるやさしい方法です。
どんなに小さな一歩でも、それは“自分を大切にする選択”。
あなたに合った、あなたらしい運動習慣を見つけてみてくださいね。
今日のあなたが、少しでも軽やかに過ごせますように。
心から応援しています🍀