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発達障がい支援センター 心理カウンセラーの
小蔦美奈子(こつたみなこ)です。
発達障害のあなたは、
困っている人を見て
助けてあげたいと思ったことはありますか?
これから、私が感動した、
ある病院での出来事をお話しますね。
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ある時、大きな地震が
その病院に襲いかかってきました。
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入院患者の人たちは、
慌てふためいて逃げまどっていました。
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看護師や医師が避難を誘導しているのですが
とても手が足りません。
すると、
ベッドで横たわっていた
重症患者の人たちが起き上がり
まだベットで動けない人たちを
誘導し始めたのです。
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その誘導していた重症患者たちは
ずっと、寝たきりで動けない患者たちだったのです。
隣で自分と同じように寝ている患者を見て
ただ、「助けなければ」という一心で
とっさに判断したのでしょう。
条件反射というのでしょうか?
火事場の底力なのでしょうか?
人間には、ピンチになると
自分でも思いも寄らない
力を発揮することがあるのです。
助ける人と
助けてほしい人
それぞれが、
それぞれの立場で
今できる最大限の力を
発揮できるのが、人間なのです。
発達障害のあなたは
それを聞いてどのように思いましたか?
人間には、
底知れないパワーがあるのですね。
その力は、
いざという時、ここぞという時
自分でも信じられないくらいの
パワーを持っているのです。
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発達障害のあなたにも
そのパワーは持っているのです。
また、
1人では抱えきれない悩みでも
皆で力を合わせれば
解決できることもあるのです。
発達障害のあなたは、
今、困っていて
助けてほしいと思っていますか?
それとも今、困っている人を見て
助けたいと思っていますか?
そのどちらも、
必ずあなたには意味があるのです。
その、今の気持ちに
正直になっていいのです。
発達障害のあなたが
今、とてもつらいのでしたら、
正直に「助けて」と声に出していいいのです。
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なぜなら、
あなたが今、つらい気持ちを
隠しているということは、
自分に嘘をついていることになるからです。
自分に嘘をついていると
本当の自分がわからなくなってしまいます。
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本当の自分がわからなくなってしまうと
何がしたいのかも
わからなくなってしまうからです。
発達障害のあなたは、
目の前に困っている人がいたら
助けてあげたいと思いますか?
その気持ちは、とても素晴らしいです。
・道に迷って困っている人がいる
・重い荷物を持って階段を昇っている
・電車の中で腰の曲がった老人が立っている
あなたが本当に助けてあげたい。
と思うのでしたら勇気を持って
声をかけてみてください。
すると、お互いに心が暖かくなり、
発達障害のあなたが
助けた人がまた、
他の誰かを助けようと思うのです。
私たちカウンセラーも同じです。
発達障害で困っているあなたを
助けるためにここにいるのですから。
学校教育では、
わかる人、できる人が手を上げる
ことが多かったですね。
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それはなぜだかわかりますか?
それは、学校の先生が
自分の教えかたが間違えていないか
確かめなくてはならないからです。
それに合わせて、
テストの内容をそして進路を
決めなければならないからなのです。
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そして、できる人
わかる人がお手本になって
相乗効果があることを
先生は知っているからなのです。
もちろん、学校教育は大切です。
学ぶことは、自分を成長させてくれます。
他者と関わることで、自分の姿を客観的に
みることができます。
かけがえのない友人と
出会うこともあるのですから。
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大人になって、
お金を支払ってでも
まだまだ学びたいと思う人も
いるくらいですから…
私も含めてですけどね。
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学校を卒業して
社会に出たら、
状況は一変します。
別世界になります。
学校のように、
テストなどありません。
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学校のように、
先生がいるわけでもありません。
あなたの、いままでの経験が
あなたの先生になるのです。
発達障害のあなたが、
この人は自分のお手本にしたいな
という生き方の人を探すことが大切になります。
発達障害のあなたが
興味のあることに挑戦して
自分を知ることが大切になります。
その全ては、
発達障害のあなたが生きてきた経験が、
あなたの人生を創りだせる事になるのです。
そして社会は
互いに、できることを発揮して
助けあうことができるのです。
だから、病院があります。
だから、消防署があります。
だから、警察署があります。
だから、スーパーがあります。
だから、電車やバス、飛行機があります。
みんなそれぞれ、
自分が一番輝ける場所で
一生懸命生きているのです。
発達障害のあなたも
一番輝ける場所が、
かならずあるはずです。
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そして、発達障害のあなたが
生きづらさや悩み事で困っているのでしたら
勇気を持って手を、声をあげてくださいね。
なぜなら、
思っているだけでは
伝わらないのですから。
発達障害のあなたが
手をあげて行動を起こすことができたら、
声を出して助けてと
言えることができたのなら、
その手に、その声に気づいて
救い出せる人が、
必ず現れるのですから。
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