心理カウンセラーのブログ

よくしゃべる

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こんにちは。発達障がい支援センター水野幸子です。

今日は、発達障害のお子さんをお持ちの親御さんに向けてのお話しです。

発達障害には色々な特性があります。
その1つに、よくしゃべる。しゃべり出したら止まらない。という特性があります。

発達障害のお子さんに、ずっとしゃべり続けているという特性がある親御さんは、どのように発達障害のお子さんに向き合っていますか。

・いつまでしゃべり続けるのだろう
・聞き流していると怒ってくる
・やりたいことがやれなくてイライラしてくる
・耳をふさぎたくなる

と、色々な気持ちが湧いてくるのではないでしょうか。

発達障害のお子さんの話は聞きたいけれど、いつまで続くか分からないおしゃべりに毎日付き合うのは、苦痛に感じることもあると思います。

話しを聞いてほしい発達障害のお子さんと、いい加減にして欲しいと思っている親御さん。
対応の仕方を間違えると、お互いが傷付くことになります。

お互いに傷付くことは避けたいですよね。

まず、発達障害のお子さんは、なぜ、そんなにしゃべりたくなるのでしょうか。

それは、やりたい!と思ったらその気持ちを抑えることができない、「衝動性」によるものです。

衝動性は、ADHAの傾向のあるお子さんに多い特性です。

おしゃべりを続けるお子さんは、しゃべりたい!という気持ちが自分では抑えることができないのです。
お子さん自身で止めることもできません。

なので、親御さんがストップをかけないといけないのです。

どのように対応すれべ、お互い傷付くことなくおしゃべりを終わらせることができるのでしょうか。

1.話してよい場所を決める。

親御さんが台所に立っているときに、発達障害のお子さんがしゃべりだすと困りますよね。
危ないですし、ゆっくり話しを聞く態勢を取ることはできません。

なので、

・リビングで。
・発達障害のお子さんの部屋で。
など、ゆっくり話しを聞ける態勢が取れる場所で、話しを聞くと決めておくといいですね。

2.時間を決める。

例えば、
タイマーをセットして、タイマーが鳴ったらおしゃべりタイムは終わりね。タイマーが鳴るまでは、じっくりお話しを聞くよ。と伝える。

発達障害のお子さんのおしゃべりがはじまるのが多い時間帯に、できるだけ合わせて上げるのもいいですね。

3.はっきり伝える

話してよい場所や時間を決めても、しゃべりたい!という衝動がでてこれば、発達障害のお子さんはおしゃべりを抑えることができません。

そんなときは、どうして今は駄目なのか。はっきり伝えるのが大切です。
あいまいな伝え方や、わざと忙しそうに振る舞って発達障害のお子さんに察してもらおうと思うのはよくありません。それでは、発達障害のお子さんには伝わらないからです。

・料理をしているからだめ。
・今から○○するから、○分後に聞くね。

など、具体的にしっかり伝えましょう。

4.他者の気持ちを伝える

発達障害のお子さんが、自分が自由に時間を使いたいのと同じで、
親も、友達も、自分の時間を持ちたいんだよ。ということも伝えていきましょう。

注意をしてほしいこと

おしゃべりは、衝動性にかられて話しています。
もし、あまりに同じことを繰り返しているようならば、それは、そのことが気になっているからです。
それは、楽しくて、嬉しくて、それを何度でも親御さんに話したいのかもしれません。
逆に、不安で助けて欲しくて話しているのかもしれません。

せっかく発達障害のお子さんが、話しをしてくれているですから、お子さんのこと、しっかり見つめてあげてくださいね。

よくしゃべる特性を、困った。とは違う角度でみてみましょう

どれだけでも話しができるということは、発達障害のお子さんは「話すのが得意」ということです。
もし、お子さんの得意が見つけられないと思っていたとしたら、目の前にありましたね。

お子さんの話しをしっかり聞いてあげることは、お子さんに安心感が生まれます。
安心感をもつお子さんは、それが自信にもつながっていきます。
自信をもつお子さんは、自己肯定感が強くなっていきます。

親御さん同士の中で、学校の会話になると思います。
あなたは、情報通と言われることはありませんか?
なぜ、そんなに学校のことを知っているの?と言われませんか。

その情報源は、発達障害のお子さんからだった、ということが多いのではないですか?

そして、話してくれるなんてうらやましい。と言われたことありませんか?

発達障害のお子さんの得意なこと、上手に伸ばしていきましょうね。

最後に、大切なことを

親御さんが無理をして、イライラしているのは、お子さんに伝わります。
お子さんのために頑張ることはとても良いことです。

でも、お子さんに集中しすぎて、気がついたらお子さんがストレスの原因になっていた。というのは避けて欲しいのです。

なので、親御さん自身が、1日5分でもいいのです。しっかりと、ご自分の時間を取って、リラックスして下さいね。

それでは、今日も楽しい1日をお過ごしください。

発達障がい支援センター 水野幸子でした。

 
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