こんにちは、
発達障がい支援センターの真鍋良得（まなべりょうえ）です。
発達障害には、重度、中度、軽度、といった程度の違いや、発達障害とは明確に診断できない「グレーゾーン」と呼ばれるのがあります。
発達障害の診断基準に当てはまる項目が多いほど重度と判断されますが、重度だと日常生活や社会生活に困難さを伴ない、軽度だと困難なことが少なく症状も軽い、というわけではありません。
周りの人たちの十分な理解やサポートがあれば発達障害の程度が重く、自分でできないことが多くても日常生活における困難さがほとんどない場合もあれば、周りの理解が得られない状況だと発達障害という診断がつかなくても日常生活や社会生活において困難さを伴なうこともあります。
発達障害だからできない、発達障害だから生きづらい、発達障害だから生活が苦しい、といった、「発達障害」を理由に何かをあきらめたくなることがあると思います。
思うようにならない、うまくいかないのは、原因が発達障害にあると考えがちですが、「発達障害」だからと考えると悩みや問題を解決することが簡単ではなくなります。
「発達障害」ということを意識せずに、今困っていることや悩んでいることを解決するには、もっと良い状況にするにはどうすればいいのか、今できることは何かということだけを考えていけば、さまざまな困難さを乗り越える方法が見つかります。
何をすればいいのか、どう考えればいいのかがわからない、という時はぜひカウンセラーに相談してみてください。