
こんにちは、
発達障がい支援センターの真鍋良得です。
「子どもを叱ってはいけない」
そんな話を聞いたことはありませんか?
子どもの自己肯定感を育てるためには、できるだけ叱らず、ほめて育てることが大切だと考える方もいるでしょう。
もちろん、子どもの良いところを認め、ほめることは大切です。
しかし、子どもを叱ることが、すべて悪いわけではありません。
大切なのは、叱る目的や叱り方です。
例えば、子どもが友達のおもちゃを勝手に取ったとします。
そんなとき、「何やってるの!」「なんて悪い子なの!」と感情的に責めると、子どもは自分の何がいけなかったのか、どうすればよかったのかを理解できないかもしれません。
それよりも、「人のおもちゃを勝手に取るのはいけないよ。使いたいときは、貸してって聞こうね」と伝えてみる。
すると、やってはいけないことだけでなく、代わりにどうすればよいのかも学べます。
子どもは、失敗しながら、少しずつ人との関わり方や社会のルールを身につけていきます。
だから、間違った行動をしたときには、必要なことを伝えるのも親の役割です。
ただし、気をつけたいことがあります。
それは、子どもの行動を注意することと、子ども自身を否定することは違うということです。
「そんなことをしてはいけない」と伝えるのはよくても、「あなたはダメな子だ」と決めつける必要はありません。
また、親が感情的になって怒鳴ってしまうと、子どもは何を学べばよいのかわからず、ただ怖い思いをすることもあります。
親だって人間ですから、イライラすることはあります。
そんなときは、少し落ち着いてから話してもいいのです。
そして、言葉だけでなく、親の表情や態度も大切です。
穏やかな表情で、子どもの気持ちにも目を向けながら伝えることで、子どもは安心して話を聞きやすくなります。
子育てで目指したいのは、叱られない子どもを育てることではありません。
自分の行動を振り返り、どうすればよいのかを自分で考えられる子どもに育てること。
そのために、ほめることも、必要なことを伝えることも、上手に使い分けていきたいですね。
