
〜自分に合ったやり方で、人生をラクに〜
こんにちは,、
発達障がい支援センターの真鍋良得です。
この記事では、発達障害のある大人の方に向けて、情報収集のコツや活用法をやさしくご紹介します。
「うまく調べられない」「何を信じたらいいかわからない」
そんな不安を感じること、ありませんか?
でも大丈夫。
あなたに合ったやり方で、ムリなく情報とつき合っていく方法があるんです。
1.情報を集める前に「目的」を決めよう
情報を集め始めると、あれもこれもと気になってしまい、頭がパンクしそうになることがあります。
だからこそ、まずは「何のために情報が必要なのか」を明確にしておきましょう。
たとえば…
- 就労支援の制度を知りたい
- 自分に合う仕事を探したい
- ストレスを減らす方法を見つけたい
- 周囲に発達障害をどう説明したらいいか知りたい
こうして目的がはっきりすると、情報を選びやすくなります。
2.信頼できる情報源を選ぼう
発達障害に関する情報は、ネットやSNS、本、動画など、たくさんあります。
でも、中には不安をあおったり、根拠があいまいだったりするものもあります。
できるだけ、信頼できる情報を選びましょう。
おすすめの情報源:
- 厚生労働省や自治体の公式サイト
- 自治体などが運営する支援機関
- 公認心理師や専門家が監修している本やYouTube
- 支援団体や当事者の体験談(※過信せず参考に)
「これ、ちょっと怪しいな」と感じたら、無理に信じなくてOK。
あなたの感覚も、大事なフィルターです。
3.「自分にとってわかりやすい形」で情報をまとめる
せっかく集めた情報も、「見にくい」「覚えられない」と使えないことがありますよね。
そんなときは、自分にとってわかりやすい形に整理しておくのがおすすめです。
たとえば…
- 気になる情報は「スマホのメモアプリ」にまとめる
- 重要な制度は「手書きのノート」に図で整理する
- よく使うサイトは「ブックマーク」に入れておく
- 音声や動画で繰り返し見られるように保存しておく
「人と比べてうまくできない」と感じることがあるかもしれませんが、
あなたが使いやすいと感じる方法こそが“正解”です。
4.「ひとりでやらなくてもいい」ことを思い出そう
調べごとが苦手だったり、途中で疲れてしまったりすることは、決して悪いことではありません。
誰でも、向き・不向きがあります。
そんなときは、頼れる人の力を借りてOKです。
- 相談支援専門員
- 自治体などが運営する支援機関
- カウンセラーや就労支援スタッフ
- 信頼できる友人や家族
「わからない」「助けて」が言えることは、立派なスキルです。
5.情報に振り回されず「自分の心地よさ」を大事に
発達障害に関する情報を見ていると、
「これをしないとダメ」
「もっと頑張らなきゃ」
そんな言葉に心がざわざわすることもあります。
でも、大切なのは「今の自分がどう感じているか」。
情報はあくまで“ヒント”です。
すべてを信じる必要はありません。
「これは今の自分には合わないな」
そう思ったら、無理に取り入れなくていいのです。
おわりに
情報は、あなたの生活をラクにするための“道具”です。
使いこなすには、少しずつ慣れていけば大丈夫。
自分のペースで、自分に合った方法で。
小さな一歩を積み重ねていきましょう。
あなたがあなたらしく生きるための、やさしい情報収集術。
これからも一緒に、工夫していけたらうれしいです。