心理カウンセラーのブログ

発達障害とフラッシュバック

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こんにちは!
発達障がい支援センターの黒瀧素子(くろたきもとこ)です。

発達障害(神経発達症)の特性を持った方は、フラッシュバックが起こりやすい傾向があります。
発達障害・ASDの特性でイヤな出来事を長く鮮明に記憶してしまいやすいことがフラッシュバックが起こりやすいことの原因の一つです。

また、発達障害の様々な特性から生きづらさを抱えやすいので、その生きづらさからトラウマ体験が多くなる傾向があります。

トラウマとは大きな精神的ショックや恐怖が原因で起こる心の傷のこと。精神的苦痛、心的外傷とも言います。

例えば、ASDの特性があると白黒思考になりやすい傾向があるのですが、これはものごとを白か黒、0か100のように両極端にとらえてしまう思考です。そのような思考グセから、例えば全体的に見れば楽しい学校行事だったということがあっても、1つでもイヤな出来事が起こったときに、それに囚われてしまって、その学校行事全体がイヤな出来事になってしまうことがあるのです。

このようにものごとの特にネガティブな面に囚われやすかったり、得意不得意の差が大きいことから失敗してしまう体験が多かったりするので、トラウマを抱えやすいのです。

子育て中のあなたは、子どもが発達障害という診断を受けていたり、発達障害の診断までいかなくてもグレーゾーンで発達障害の傾向が見られる場合、トラウマのような心の傷を抱えやすい傾向があること、それがフラッシュバックとなって自分では意図していないのに思い出されることが起きてしまいやすい傾向にあることを覚えておいて、気をつけてあげてくださいね。

お子さんが白黒思考の傾向があるなと思ったら、
世の中のほとんどの出来事は白黒はっきり分かれるものではなく、グラデーションがあって、グレーの部分が多くあることを伝えていくことも大切です。

出来事のイヤだなと思う部分ばかりに注目するのではなく、
出来事の楽しい面やポジティブな面もあることにお子さんが気づけるような声がけを意識していきましょう。

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