心理カウンセラーのブログ

思春期の子どもが困った行動をとるわけ

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こんにちは!
発達障がい支援センターの黒瀧素子(くろたきもとこ)です。

思春期の子どもを育てている子育て中のあなたは、


最近のうちの子は口ごたえばっかりしてくるのよね!
スマホゲームやりだしたらとまらないのが気になる・・・
もっと勉強しないといけない時期なのに、勉強している様子が見えない!
言われないとやらないのよね!
私が言ったこと全然きいてなくて、右耳から左耳に抜けていっちゃってるみたい
言ってもやらないんだよね・・・

なんていうふうに感じることはありませんか?

思春期の子どもは体も心も成長する時期です。

自意識が高まって、周りからどう見られているかをとても意識します。身体の成長も変化が大きいのでとまどうことも多くあります。

親から自立したいという気持ちが強くなり、親に素っ気ない態度をとったかと思ったら、急に甘えて来たりします。このような自立と依存という相反する気持ちを持っているのも思春期の特徴です。

思春期は、親よりも友だち・仲間の存在が大きくなってくる時期でもあります。自分と他者との関係から、社会性を身につけていくのです。

思春期の脳は特に判断や決定を下す脳は未発達です。一見大人のように考えられるようにも見えるのですが、大人のように論理的・理性的に判断することはまだ難しいのです。これは、性ホルモンの分泌が不安や恐怖をつかさどる偏桃体に強く作用するためです。ですから、思春期の脳は、常に興奮しやすい状態にあるので、ちょっとしたことでキレてしまったり、屁理屈ばかりの生意気なことを言います。どうしてこんなことをしたのか聞いても、子ども自身もよくわからないということもあります。このような要因から、親を困らせる行動をしてしまうことが起きてくるのです。

つまり、思春期の子どもたちは、”自分で自分をコントロールできない”、”急激な変化に戸惑ってしまう”、”不安がいっぱい”な時期ということを理解してうえで接していきたいですね。

発達障害がある子どもがほかの子と自分は違うことをはっきりと意識し始めるのは、思春期のころだと言われています。そして、自分は他の子と同じようにできないことに違和感を抱く場合が多いのです。

そして、発達障害がある子どもは変化に敏感な特性があることがあり、そういった場合、敏感に変化を感じ取るので、不安感が特に強まる傾向にあります。

思春期は人間関係も複雑になっていきます。発達障害があると感情のコントロールの苦手さがあるために、行動が幼く見えることもあります。

発達障害がある子どもは、不安や悩みごとがあっても、相談すること自体が苦手なことも多く、そのために反抗期という形になって現れることもあります。

思春期には定型発達の子どもでも自己評価が低くなったり劣等感を抱いたりしやすくなるものです。発達障害のある子どもの場合、それに加えて幼い頃から親や先生に注意や叱責を繰り返し受けていることがあり、自分はダメな人間と思い込んでしまう可能性が高いのです。不登校や不安障害・うつ病などの二次障害にならないように注意が必要です。

親や先生は、発達障害のある子どもができないことや苦手なことがあるから他の子どもより劣っているのではなく、得意も苦手も含め『個性』だと教えてあげることがとても大切なのですよ。

 
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