心理カウンセラーのブログ

発達障害の子どもが夏休みの宿題を先延ばしにする理由と対策

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こんにちは!
発達障がい支援センター 心理カウンセラーの黒瀧素子(くろたきもとこ)です。

子どもたちの夏休みが始まりましたね。

新型コロナウイルスの中の夏休みも2度目。
それなりに気をつけながら、
出かけることもできるようになってきましたね。

そして、1年延期となった東京オリンピック2020も開幕しました!
オリンピック開催には賛否両論ある中ですが、
この”困難と思われる状況の中で、いかに工夫してやるのか?”
ということなのだと思いました。

オリンピックの開会式は、最初から最後までテレビの前で見ることができました。
楽しみました!
入念に準備されてきたメッセージのこもった数々のアトラクションは、
見ごたえがどれもすごく心を動かされました。
入場してきた世界中の国々からやってきた選手たちの晴れやかな笑顔。
聖火リレーで長嶋茂雄さんが歩いて聖火をつないだのを見たのには、感銘を受けました。
刻々と変わる状況で、難しい判断だったのだと思います。
でも、開催できて良かったな、と思ったのでした。

さて、話は戻って、子どもたちは夏休みです。

長い休みが続くのでいつもよりうれしいはずなのですが、

”なんだか子どもの(場合によっては親も)心にひっかかっているもの”

それが”夏休みの宿題”ではないでしょうか?

発達障害やグレーゾーンの子どもたちは、宿題を先延ばしにしてしまう傾向がみられることがあります。

今回は、どうして発達障害やグレーゾーンの子どもたちが、
夏休みの宿題を先延ばしにしてしまうのか?

そして、毎年毎年、夏休み最終日になって、

『なんでもっと早くやんなかったのー!』

ということに親子でなってしまわないように、
今年はどんな対策を打つことができるのか?

親御さんたちはどんな心構えで過ごせばいいのか?

についてです。

なぜ夏休みの宿題を先延ばしにしてしまうの?

発達障害やグレーゾーンの子どもたちは、どうして夏井休みの宿題を先延ばしにしてしまうのでしょうか?


・想像することが苦手なので、興味のない教科や意味のないと思われる宿題をやりたがらない

・先の見通しを立てることが苦手なため、宿題の量や種類が多くて、どうしていいかわからなく、計画を自分で立てるのが難しい

・注意力・集中力が続かないから宿題をやり始めてもすぐに飽きて別のことをしてしまう

・読み書き計算に苦手があるから、ドリル系の問題がなかなか進められない

といった理由が考えられます。もちろん、一人一人の特性によって変わってくるものです。

夏休みの宿題を先延ばししないための対策

では、夏休みの宿題を先延ばししないためにはどういった対策が考えられるでしょうか?

1.宿題全体を把握する

 夏休みの宿題全体でどんな課題があるのか?お子さん1人で把握するのが難しければ、親御さんも一緒に宿題の覧を見て、この夏休みにどのくらいの量の宿題があるのか全体の量をまずは把握しましょう。

目からの情報を取り入れやすい特性があるのであれば、見やすい一覧表にしたり、カレンダーに書き込むなどして視覚化するのもいいですね。

そして、お子さんが自分でできるところと、親御さんのサポートを必要としているところををそれぞれ親子で確認しましょう。

この作業を夏休みのはじめの方にできると、宿題をどのように進めたらよいかの見通しが立てる手助けになりますね。

  • ドリル・問題集などはまとめてやってしまうのか、それとも毎日少しずつ進めるのか
  • 自由研究や工作の宿題はどんなテーマにするのか。いつ頃やるのか。
  • 読書感想文はどの本にするのか。いつごろからとりくむのか。

など、課題の種類ごとにスケジュールを立ててみましょう。

2.大きい課題の時はスモールステップでできるように細分化する

見通しをつけることが苦手で、
課題が大きくてなにから手をつけたらいいのかわからなくて、
お子さんの手が止まってしまうこともあるかもしれません。

そんな時は課題をスモールステップに細分化してみましょう。
そして、それぞれをどの時期にやるのかスケジュールを立ててみましょう。

例1.工作を作ることを細分化

1.何を作るか決める(イメージを描いてみる)
       ⇓
2.どんな材料が必要か考えてリストアップ(家にあるもの・もらえるもの・買うもの等)
       ⇓
3.材料をそろえる
       ⇓
4.作る(どんな工程で作るのかも必要であれば細分化)

例2.読書感想文を書くとき

1.本が決まっていない時は図書館や書店等で探す ※お子さんが「読みたい!」と興味を持った本を選ぶ
       ⇓
2.本を一通り読む ※子どもが自分で読み進められないようであれば一日に読む量を決める等サポートする。
       ⇓
3.読んだ本の中で好きな部分を書き出してみる ※ここでつまづいていたら、親が質問しながら子どもの感想を書き出してあげるなどサポートする
       ⇓
4.作文を書いていく。
  ※書きやすい内容
   ・本のタイトル、内容を初めに書いてみる
   ・気に入った・好きな部分を紹介、またどうして気に入ったのか・好きなのか
   ・もし自分だったら~・実は自分も~
   ・本を通して考えたこと・学んだこと

発達障害の特性によって、「感想がない」「文章が書けない」など感想文そのものに苦手意識を持っている子どももいます。さまざまなサポートする方法がありますので、色々試してみて、お子さんに合った方法を見つけてくださいね。


このように、どこからやったらいいのかわからなくて困ってしまう大きい課題の時は、
細分化してスモールステップでお子さんに取り組んでもらうとよいでしょう。
お子さん1人で難しければ、親御さんのサポートも必要になることもあります。

お子さんに合った方法を見つけて、お子さんの自信につながるサポートができるといいですね。
最初はできないこと、サポートがあるとできることなどいろいろあると思います。

やってみてやり方をお子さんがマスターできれば、次は自分ででるようになることもあるので、根気強く長い目でみて取り組んであげてくださいね。

3.発達障害やグレーゾーンの子どもと過ごす夏休みの心構え

発達障害やグレーゾーンのお子さんは一人一人特性や症状の程度が違います。
今回ご紹介した方法はほんの一例で、あなたのお子さんに合うとは限りませんが、あなたのお子さんに合う方法をぜひ探してみてください。

どうしてもできなかった、ということがあっても、
できなかったところに注目するよりも、できているところに注目して、お子さん自身が自分ができていることに気づけるように声がけして認めていくようにしましょうね。

もし、宿題ができなかった・宿題をやらなかった

ということがあっても、その結果どういうことになるのか、
ということを、お子さんに経験させることも大切な場合もあります。

宿題をやらないまま学校に行って、気まずい思いをした。

という経験をすることによって、
次はそういう思いをしないためにどうしたらよいのか?

と改めて自分の問題としてとらえることができるということもあるのです。

宿題は子どもの問題です。

小さいうちはサポートできていても、
いずれ大人になったときに自立していかなければいけません。

お子さんの現状から、将来自立するにはどんな力をつけて行く必要があるのか、
よく見極めて、今しなければいけないサポートを考えて必要なサポートをしていきましょう!

お子さんの小さな成長のひとつひとつが自立への一歩です。
たとえすぐにできることではなくても、今から少しずつ積み重ねていくことで、
長い時間をかけてできるようになっていくこともあります。

親のあなたに焦る気持ちが湧いてしまうこともあるでしょう。

発達障害やグレーゾーンの子どもを育てている親のあなたは毎日がんばっています。
親のあなた自身をまずは受け入れて認めてあげてくださいね。

せっかくの夏休みです。
いつもよりもゆったりと子どもと接したり、部屋の片づけをしてみたり、と、いつも余裕がなくてできないことにじっくり取り組むのもいいですね。

それでは、よい夏休みをお過ごしください。
発達障がい支援センター 黒瀧素子でした。

 
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