
伝わらないのではなく、「伝わるチャンネル」が違うだけ
〜その子に合わせた伝え方で、毎日がぐんとラクになる〜
こんにちは、
発達障がい支援センターの真鍋良得です。
「何度言っても伝わらない…」
そんな経験、誰にでもありますよね。
「早く着替えてね」
「そろそろ片づけよう」
同じ言葉を何度もかけているのに、
子どもは動かない。
気づけばイライラしてしまって、
「どうしてできないの?」と責めるような口調になってしまう——
そんな日もあると思います。
でも実は、
子どもがわざとやらないのではなく、ただ伝わっていないだけ
ということが、とても多いのです。
子どもによって「伝わりやすい感覚」が違う
発達障害のあるお子さんは、
言葉よりも「見て理解するタイプ」だったり、
触れられることで落ち着き「体感で理解するタイプ」だったり、
それぞれに得意な理解のスタイルがあります。
だから、言葉だけで伝えてもうまく届かないことがあるのです。
たとえば…
見て理解するタイプの子は、
・説明よりも、絵や写真のほうがスッと入る
・スケジュール表や絵カードで動きやすくなる
→ 「片づけて」よりも、
片づける場所の写真や手順のイラストを見せるほうが理解しやすい。
感じて理解するタイプの子は、
・声かけだけだと情報が入りにくい
・肩にそっと触れる、手をそっと添えると安心して動ける
→ 「今から行くよ」と声だけで言うより、
軽く触れながら伝えるほうが届きやすい。
言い方を変えるのではなく、伝える手段を変える
大事なのは、
「どう言うか」よりも
どのチャンネルで伝えるかを選ぶこと。
テレビも、チャンネルが違えば映りませんよね。
子どもも同じで、
その子の「受け取りやすいチャンネル」に合わせて伝えるだけで、
行動がガラッと変わることがあります。
伝わらないのは、
あなたの伝える力が弱いわけでも、
子どもの理解力が低いわけでもなく、
ただ「チャンネルが合っていなかった」だけかもしれません。
ちょっとした工夫で、
毎日のコミュニケーションは驚くほどスムーズになることがあります。
子育ては試行錯誤でOK
親御さんはいつも精いっぱいです。
うまく伝わらない日があっても、それは失敗ではありません。
今日伝わらなかったら、
明日は別の方法を試してみる。
その繰り返しが、親子の「わかり合える関係」を育てていきます。
そして何より、
「この子に合わせてみよう」
その姿勢こそが、最高の愛情です。
伝える方法を少し変えるだけで、
親子の毎日はもっともっとラクになれます。
必要以上に頑張らなくても大丈夫。
あなたの工夫とやさしさは、ちゃんと子どもに届いています。