
生活リズムは、どうして発達障害にはとっても大切なの?
誰にでも大切だよね?
こんにちは、発達障がい支援センターの水野幸子です。
発達障害のあなたは、今日のブログのタイトルをみて、なぜ、発達障害にはとても大切なの?と疑問に思いましたか?
生活リズムはすべての人に大切です。
決まった時間に起き、太陽の光をしっかり浴びる。
1日を学校や仕事で過ごし、夜は決まった時間に眠る。
睡眠時間をしっかり確保する。
この生活リズムを守ることができれば、心や体の病気になる人はうんと少なくなるでしょう。
では、発達障害の人には特に大切というのは、どういうことだと思いますか?
それは、発達障害の人が持っている特性によるものなのです。
例1、感覚過敏
同じ事務仕事をしていても、感覚過敏の人とそうでない人では、疲れ方が違うということです。
蛍光灯の光で、目がちかちかしていると感じながら7~8時間の仕事をしている人と、何も感じずに仕事をしている人。
どちらが疲れを感じると思いますか?
目がちかちかしているのを感じながら仕事をしている人の方が、疲れを強く感じていますよね。
例2、過集中
すごく集中できてうらやましいと言われたことはありませんか?
過集中しているときは、今、目のまえのことに夢中になっています。作業ははかどるのですが、身体に無理を与えていることになります。
・トレイに行くことも忘れている
・喉が渇いていることにきづかない
・気温が下がっている、上がっている状況にもきづかない
・時間の経過が気にならない
というように、身体に無理をあたえることで、身体はヘトヘトになっているのです。
過集中したことで、作業ははかどるかもしれません。よりよいものができているかもしれません。
過集中したぶん、からだは疲れているということになるのです。
発達障害のあなたは、周りの人と同じように生活をしていても、周りの人よりも疲れやすいことがあるのです。
疲れがたまれば、思わぬ失敗をしてしまいます。
睡眠時間をしっかりとれていないことで、大寝坊をしていまうということにもつながります。
風邪をひいたり、熱中症になったりするのです。
体調不良、遅刻早退がつづくと、うまくいっていた人間関係がギクシャクする原因にもなります。
うまくいっていた人間関係がギクシャクするのはイヤですよね。
体調を崩してばかりいるのもイヤですよね。
発達障害のあなたの特性を理解して、無理をしないように、万が一無理をしても、身体を休めることを忘れないようにしていきましょう。
一番よいのが、大きく生活リズムを乱さないようにしていくことです。
生活リズムを整えて、疲れやすい身体を休めていくようにしましょう。
発達障害の特性を知り、特性に合わせた工夫をしていけば、生活しやすくなっていきます。
発達障害のあなたが、こうなりたいと願っている状態にまでは、改善できない場合もありますが、少しづつ、少しでも改善していく可能性はあります。
そのためにも、生活リズムを整えて、常に身体を元気な状態にしておきましょう。
悩み事を一人で抱え込まないでくださいね。
いつもで、発達障がい支援センターの心理カウンセラーが寄り添うことを覚えておいてくださいね。