こんにちは。発達障がい支援センターの水野幸子です。
発達障害のあなたは、生活の中に目標を取り入れていますか。
取り入れていないな、と思ったあなたは
・目標を立てても、達成できたことがない
・目標のことをすぐに忘れてしまう
・目標を立てる意味が分からない
など、色々な気持ちが浮かんだのではないでしょうか。
もしかすると、目標という言葉に拒否反応を起こしているかもしれませんね。
なぜ、目標と言う言葉に拒否反応を起こすのでしょうか。
それは、子どもの頃から
・なんで達成できないの
・最後までやりきりなさい
・自分で決めたことでしょう
・すぐにあきらめちゃだめ
と、ご両親、学校の先生をはじめとした大人から言われてきたからです。
発達障害のお子さんは、大人からの言葉をそのまま受け止めます。
そして、
・こんな自分はダメなんだ
・どうせ私はできないんだ
・頑張ってるのに怒られてばかり
・もうイヤだ
と、自己否定をしてきているのです。
目標に自己否定という辛い思いでがあれば、目標を立てることに拒否反応がでますよね。
ここで、考えてみましょう。
達成できなかった、途中であきらめた目標は、その時にあなたに合っている目標だったのでしょうか。
・高すぎる
・自分で決めていない
・苦手なこと
など、そもそもやる気が起こらない目標だったのではないでしょうか。
目標を立てるときに大切なことは
１．あなたが自分で決めること
２．あなたに合った目標にすること
３．あなたが楽しんでできること
です。
１．あなたが自分で決めること
理想の自分をイメージしてください。イメージができないあなたは、あこがれの人を思い浮かべてるのもいいですね。
こうなりたい、ああなりたい、こうしたい、あれができるようになりたい、というあなたの夢や希望を書き出してみましょう。
そして、自分がどんなことをしたいのか、どうなりたいのかを考えましょう。
そうすることで、目標が決めやすくなります。
うまく決められないときは、ご両親やお友達など、発達障害のあなたを理解してくれている人に相談するのもいいですよ。
アドバイスをもらいますが、決めるのは自分で決めましょう。
その方が、目標に向かって動くことができます。
２．あなたにあった目標にすること
大きな目標を一気に目指すと、目標に到達するまでがとても長く感じますよね。
ですので、大きな目標に到達するための、小さな目標を決めていきましょう。
例えば、発達障害のあなたの夢が、雑誌に出てくるような部屋に住む、だとします。
実際の今のあなたの部屋は、発達障害の特性でどうしても散らかってしまいます。
いきなり、雑誌に出てくる部屋を目指すのではなく、階段のように目標を決めていきましょう。
階段の下が今のあなたの部屋で、階段を登り切ったところが雑誌に出てくるような部屋です。
段階の目標を
物を減らす→定位置を決める→雑誌に出てくる部屋 と大きく３段階にします。
この大きな３段階を、それぞれ細かくしていきます。
あなたがこれならちょっと頑張ればできるという目標まで細かくしていきましょう。
そうすることで、なんで達成できないんだろう、こんな自分はダメだ、とあなたがご自身を責めることも否定する必要もなくなります。
３．あなたが楽しんでできること
目標に到着するためには、苦しいこともあるでしょう。
苦手なことにぶつかるかもしれません。
例えば、雑誌に出てくる部屋に住むための、物を減らすときも、これはもういらない、と簡単に判断できることもあれば、なかなか判断できないこともあるでしょう。
そんなときは、時間をかけてもいいですし、アドバイスをもらうことも大切です。
そして、目標を達成できたときは、あなたがあなたにご褒美をあげるというのもいいですね。
これで、雑誌に出てくる部屋に一歩近づいたと思うと、楽しくなってきますよね。
人は、成長したいと思っています。
ですので、理想な自分に必要なことを目標にすることで、行動をして進んでいくことができるのです。
目標に向かって行動をしている人は、自分が少しずつでも進んでいることが分かります。
それは、
・行動できている
・進んでいる
・すごいぞ
と、自分を肯定していくことができるようになります。
目標をうまく作れないと思ったあなた、１人で悩んでいるあなたには、覚えていて欲しいことがあります。発達障がい支援センターの心理カウンセラーが、あなたに寄り添います。応援をしています。
あなたは１人ではないですよ。
そして、発達障害のことをもっと知りたいと思ったあなたは、
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