こんにちは!
発達障がい支援センターの黒瀧素子(くろたきもとこ)です。
あなたは、
自分に兄弟がいる、兄弟がいる子どもを育ている、もしくは兄弟で知っている人がいるということでもいいのですが、
同じ親から生まれて育てられたとしても、性格が全然ちがうな、と思うことはありませんか?
そう。
兄弟で性格がちがうということはよくあることです。
たとえ、双子であっても性格がちがう、ということはよくありますね。
たとえば発達障害ということにしても、
その中でも同じADHDをもっているということであっても、一人一人の持っている特性は全然ちがいますね。
それぞれ、一人一人が持っている特性の部分。
同じADHDがあるからといって、いちがいにこういう特性があるとは言えないのです。
最近は毎朝お散歩をしています。
小学生の息子とお散歩をしているのですが、
最初は「行きたくない!」と布団から出てこないという日もありました。
それでも朝の散歩はいいことしかないので、
いろいろと試行錯誤した結果、かれこれ半年以上続いています。
昨年は当時中学生だった娘と朝のお散歩をはじめようとしてみたのですが、
娘には合わなかったようで全然続きませんでした。
始めようとした年齢もちがうし、
状況もちがうし、
なにもかもちがうので比べることができることではないのかもしれません。
でも、
あなたは無意識のうちに人と比べてしまって自分を責めたり落ち込んだりしてしまっていることはありませんか?
あなたと他者はちがうことが当たり前のことなのに。
たとえば、
・私はあの子より○○が苦手でできないから劣っているんだ。
・同じクラスのA君は塾に行っているから勉強が進んでいるみたいだ。勉強で先を進んでいて、それにくらべたら僕は授業についていけていないと感じるな。これから先受験もあるし心配だな。
・仕事中、上司に注意をされるのはいつも私だけだな。私って仕事ができなくてダメな人間だな・・・。
といった具合に。
人と比べることで自分を奮い立たせて目標に向かうエネルギーに変えていけるのだったらまだいいのですが、
比べることで、自分のことを責めるのはよくありません。
もちろん相手を責めることもよくありません。
一人一人ちがうことが当たり前であって、比べたとしても、
"ただちがいがあるんだな"ということがわかった。
ただそれだけでいいのです.
比べることで、そのちがいを自分や相手を責める材料にしてしまっていないかを考えてみてくださいね。
一人一人ちがいがあるのは当たり前のことで、
そのちがいを認めるだけでいいのです。
自分を責めたり相手を責めたりすることは、する必要がないんですよ。