心理カウンセラーのブログ

3種類の普通

更新日:

発達障がい支援センター
カウンセラーの小蔦美奈子(こつたみなこ)です。



突然ですが、
ある1人の男性の話をしますね。


その男性は、
ハリウッド映画では
言わずと知れた有名な方です。


彼は、自身の学習障がいで
苦労した経験から
学習障がい児への
支援活動をしているほどです。


発達障がいのあなたは、
誰のことを話しているか
考えてみてくださいね。


その男性は、1962年
ニューヨーク州に生を受けます。

学生時代はディスレクシア(読字障がい)のために
いじめにあい、学校を転々とする(小学校は8回転校)。

両親は彼が12歳の時に離婚。

経済的にも苦しい学生時代を過ごしながらも
レスリングに夢中になる。

高校生の時にレスリングで怪我をして挫折し
その後演劇に夢中になる。

演劇に夢中になりすぎたために
高校を中退して俳優業にのめり込むように…。

彼は、ディスレクシア(読字障がい)のため
dがbに見えたりと、
セリフを理解することができなかった。

そこで、彼の母親とアシスタントは
台本を片手に、彼のセリフをテープに録音し続けました。

それを聞くことで
彼の頭にセリフの全てをインストールして
完璧に演じることができたのです。

けれども彼の前にはまたしても壁が立ちはだかる…

映画『トップガン』の撮影時、
飛行機の機体操縦論がなかなか理解できずに
投げ出すことも…

こうしてようやく、一つの名作
『トップガン』がクランクアップされたのです!

発達障がいのあなたは、
彼が誰だかわかりますか?


『ミッション・インポッシブル』の映画でも有名な
『トム・クルーズ』です。



彼は、ディスレクシア(読字障がい)を
見事克服して、
今なお活躍しているハリウッドスターになっているのです。


発達障がいのあなたは、
成長するにつれて

自分は人となにかが違う…

普通じゃない…

なぜ自分ばかりが怒られるのかわからない…

という生きづらさを抱えて
生きてきたのではないのでしょうか?

そして、発達障がいである自分を
責めてはいませんか?


もっと、普通の人生を送りたい…と。





けれども、よく考えてみてください。


普通とは、どういうことなのでしょうか?


発達障がいのあなたの周りに
「普通はね…」という人はいませんか?


その人は、その人だけの
普通を話していることがあるのです。

確かに、
普通の中には、
法律という概念(国ごとのルール)
があることもあります。



会社やグループに所属すると、
そこのルール(就労規則や経営理念)
があることもあります。



発達障がいのあなたは、
何が普通なのか、
わからない時がありますよね。



そんな時はどうしたらいいと思いますか?


その前に、普通には、
3種類あることを覚えておいてください。


・法律という概念
(国ごとのルール)

・会社やグループのルール
(就労規則や経営理念)

・人それぞれの普通
(考えかた、マイルール)




そして、
「普通はね」という人に聴くのです。

「〇〇さんは、〇〇が普通だと思うのですね」


「もし、〇〇をしなければ、
どんなことになるのですか?」


すると、聴かれた人は、


「警察に捕まるよ」

「会社をクビになるよ」

「世間体が悪いよ」

などと答えてくれます。



もうお分かりですね。





警察に捕まることと、
会社をクビになることは
守った方が良さそうですね。




残りの一つ、
世間体が悪いことこそが
その人だけの普通ということになるのです。





その次に大切なことがあります。




発達障がいのあなたが
もしその人だけの普通のことが
違うと思っていたとしても、
そこは否定しないで
グッとこらえる必要があります。




なぜならそれは、
発達障がいのあなたの普通を
押し付けることになるからです。

 
 納豆が好きな人もいれば、嫌いな人もいます。

 電車が好きな人もいれば、車が好きな人もいます。

 犬が好きな人もいれば、猫が好きな人もいます。

 黄色が好きな人もいれば、白が好きな人もいます。

 洋食が好きな人もいれば、和食が好きな人もいます。

 1人が好きな人もいれば、皆と集まるのが好きな人もいます。

人それぞれの普通は、
人それぞれの好きなこと、
人それぞれの嫌いなことなのです。



そして人それぞれ、
好きなこと、嫌いなことは
移りかわるのです。

発達障がいのあなたも
1年前の好きなものと
今の好きなものは変わっているのでは
ないのでしょうか?



先ほどの会話の続きをしますね。



発達障がいのあなたに教えてくれた
相手に対してはこのように
答えましょう。


「〇〇さんは、〇〇をしないと
世間体が悪いと思うのですね」

「なるほど、とても参考になりました。
ありがとうございました」


と言えば、お互いに気持ちのいい
会話が成立しますね。



そして、
その人の普通が
発達障がいのあなたと違っていたら
そんな考え方もあるんだな、と思うだけでいいのです。



どうですか?
そうすれば、
発達障がいのあなたも
生きづらさが和らぐのでは
ないのでしょうか?





そしてこれからは、
発達障がいのあなたも
普通は…という言葉を使う時には



これは3つのうちの
どれの普通かな?


と考えてみてくださいね。

そして人それぞれ、
色々な普通があることを
覚えておいてくださいね。



あなたは、この世に生を受け
幸せになるために生きてきたはずです。

生まれた時は、
両親は笑顔で満ちあふれていたことでしょう。



発達障がいのあなたは今
人生の岐路に立っているかもしれません。



どちらが正しいか、
どちらが間違えているか
分からなくなっているかも知れません。




発達障がいのあなたに
二つだけ、伝えたいことがあります。



一つは、

発達障がいのあなたの人生を諦めないで下さい。


諦めなければ、道は必ず開いていきます。

そしてもう一つ、

発達障がいのあなたが
好きなことを諦めないで下さい。


なぜならそれは、
発達障がいのあなたという
世界でたった一つのブランドなのですから。


発達障がいのあなたの、
個性と言えばわかりやすいでしょうか?

私は、一人一人違っていて
あたり前だと思っているからです。



それが私の『普通』なのです。



そして、
発達障がいであるあなたは、
生きづらさを知っている
人の痛みがわかる優しい人なのです。



ここで最後に、
「ルリボシカミキリの青」の著者の
福岡伸一博士をご紹介します。



福岡伸一博士は、
ルリボシカミキリの青を見たとき、
息をのむほど美しい色に魅了されたことで
昆虫採集にのめり込み、
分子生物学者になった方です。




その著書の一節を
発達障がいのあなたにプレゼントします。


大切なのは

何かひとつ好きなことが

あるということ。

そして、その好きなことが

ずっと好きであり続けられる

ことの旅路が

驚くほど豊かで

君を一瞬たりとも

飽きさせることが

ないということ。

そしてそれは

静かに君を励まし続ける。

最後の最後まで

励まし続ける。






 
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